しかし小滝の湯のお湯は拍子抜けするほどぬるかった。
まあゆっくり入るにはいいけど。
あまりにぬるかったので、後で
みやま荘の方に源泉が違うのか聞いてみたが、昨夜の
松の湯での地元の方の話同様、湯宿温泉内の旅館も共同浴場も湯本館の源泉一本を共同で使用しているという話だった。
近くの誠法館は赤岩温泉で別源泉だが、他はみんな同じとのこと。たぶん朝一番で入った誰かが加水してぬるめたんだろうという結論になった。
それにしても四つの共同浴場の中で松の湯だけが印象が異なるのはどういうわけだろう。
鮮度は今朝の窪湯に敵わないが、濃度というか、感触が異なるような気がする。やけに湯の花も沢山あったし。
源泉を所有しているのが湯本館であるならば、距離的に窪湯の方が近いから引き湯距離も短いということになるはずだが、何となく釈然としない。
湯上がりに体を拭いて脱衣所のすのこに上がろうとしたが、拭くときに跳ねた湯がすのこに飛び散ったのに気づいた。
足ふきに置いてあるタオルでしぶきを拭き取った。
脱衣所と浴室の仕切りがないと、うっかりと足下をぬらしてしまいそうだ。気を付けなくちゃ。