はやぶさ温泉の受付は野菜に囲まれていた。
地元の野菜や果物を箱で並べて売っている。
入浴料は2時間で大人500円と良心的。
早速がっちゃんはマッサージに。私たちはお風呂に行くことにした。
内風呂も露天風呂も元々旅館だと言われるとなるほどと思うような作りだ。
特に内風呂の湯口が鯉の形で、口から勢いよくお湯が噴き出しているのが印象的。
三連休のなか日、お客さんの入りはまあまあ。脱衣所にも内湯にも露天風呂にもそれぞれ数人ずついるぐらい。後でマッサージ師の人に今日は特別空いているんだと教えてもらったが。
お湯の色は無色透明で温度はぬるめ。
露天風呂の湯面には細かい粉のような湯の花が沢山浮いている。いつもよりちょっと鮮度が悪いようだとyuko_nekoさんが言った。
お湯の中では少しきしつく肌触り。乾きかけると滑るような肌触りに変わる。乾くときに少しぺとつくような感触が残る。
湯口ではごくうっすらと硫黄の臭い。コップが置いてあるので飲んでみると、味らしい味はしないのに、舌触りだけがぎとぎとまったりとしつこく残る。
下部温泉にも似ている感じ。そういえば
下部温泉も山梨県だった。
お湯は内湯の方が鮮度が良さそうだったが、日本庭園風の岩の露天風呂は風が気持ちよくてつい長湯してしまう。
中には岩に持たれて眠っているんじゃないかと思うような人までいた。
子どもたちは先に上がっていたので、私とyuko_nekoさんはゆっくり入ることができた。
十分満足した後、脱衣所に戻ると、ちょっと気になるボードがあった。
「シャンプー・リンスを容器ごと持ち帰る方がいますので、見かけた方はフロントまでお知らせ下さい 館主」
・・・温泉備え付けのシャンプーを容器ごと持ち帰る馬鹿がいるのー!?
信じられない。入浴料払うよりシャンプー買ったら?