ここで少し本日の予定を書いておこう。
yuko_nekoさんたちは用事があるので遅く出発して、夜の6~7時を目処にキャンプ場に入る予定。
私たちは渋滞回避のために早朝に出発したので、これから真っ直ぐに
ほったらかし温泉に行って、その後は勝沼ぶどうまつりを覗いてみようかなと思っている。
ほったらかし温泉は日本一の絶景露天風呂として名高い。
山の
馬曲温泉や海の
不老ふ死温泉や絶景風呂にはいろいろ入ってきたけど、日本一の山、富士山が見える温泉には敵わない。
以前に一度、埼玉の秩父でキャンプした後ほったらかし温泉に行こうと思ったことがあるが、山梨に入ったら急に曇ってきたので、結局
正徳寺温泉初花に行ってしまった。
やっぱりほったらかし温泉に行くのは晴れ渡った日じゃないと。
朝7時過ぎ、石和温泉近くのマクドナルドで朝食。
それから140号線を越えて、山を登り始めた。
ちょうど甲府盆地の東側、笛吹川とその支流が作り出した平地を挟み、対岸に盆地と富士五湖の間にそびえる山地が見えていて、その山の間から小さく富士山が端麗な顔を覗かせている。
富士山を見ると言えば山梨か静岡というイメージがあるが、甲府盆地の辺りから見る富士山は、頭の方を他の山の間から覗かせているだけでインパクトが薄いという印象があった。
ほったらかし温泉もこんなものなのかなぁと思ったが、自分が高度を上げていくに従い、富士山もせり上がってきて、笛吹川フルーツ公園まで登るとかなり見晴らしが良くなってきた。
確かほったらかし温泉はこの笛吹川フルーツ公園の近くにあるはず。
ほったらかし温泉の
公式サイトを見ると、「!!!カーナビで当温泉の検索をすると別の場所に案内されます!近隣施設を参考にお越し下さい!!!」と書いてある。
わざわざここに書くということは、よっぽど道に迷う人が多いと思われる。
近隣施設っていうのはつまり、笛吹川フルーツ公園のことだろう。
ということは、とにかく笛吹川フルーツ公園まで行けばあとは看板があるんじゃないかな。
そう思っていた。
そう思ったのはたぶん私たちだけじゃないと思う。
何も考えず道を登り、笛吹川フルーツ公園の入り口ゲートを潜り、笛吹川フルーツ公園の第二駐車場を過ぎ、第一駐車場を過ぎたところで、はたと車を停めた。
第一駐車場の入り口を過ぎた目の前に『カーナビが間違いです ほったらかし温泉 少し戻って「笛吹川フルーツ公園」の中を通り抜けて下さい。公園内「ぷくぷくの湯」より1キロ先です』と書かれた看板があり、その文字の下に右側に矢印の矢の着いた下向きのUターンマークが書かれていた。
案の定、迷ったのは私たちだけじゃないようで、私たちの後ろから来た大宮ナンバーの車も同じ看板の前に停まってしげしげと文字を読んでいた。
「???」
山を登り出す前の曲がり角にはほったらかし温泉の看板だか幟だかがあったよ。
でもフルーツ公園のゲートを潜ってからは、どこにもほったらかし温泉はこちらといった看板も幟も見あたらず、いきなりこの「間違いです」看板でしょ。
フルーツ公園の中を通り抜けるのはよく判ったからさ、今既に公園の敷地内にいるのだから、どこで曲がったらほったらかし温泉に着くのか、そこんところを明記して欲しいよ、この「間違いです」看板と、本来のほったらかし温泉に続く曲がり角とかに。