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◆◇山口旅行記◇◆
角島・萩・津和野・厳島神社と山口の温泉

22.あの煙はもしや






 再び9号線を走っている。
 パパがあの煙はなんだ?と言った。
 えっ、えっ、どの煙?
 雨は止んでいたがとにかく天気が悪いので景色全体がうっすらと靄を被っているように見える。
 その中で確かに前方に煙が・・・。
 湯煙でも無いし、山火事でも無いし・・・
 「もしかしてSLじゃね?」とパパ。
 えええ~っ。
 そういえば山口県にはSLが走っているはず。
 鉄道にとりたてて興味の無かった私は、野沢温泉旅行の時にみんなが山口のSLの話をしている時も聞き流していたが、確かにこの道、鉄道と並行している。今日は土曜日だし、観光用にSLが走っていても不思議は無いような。



あの煙は何!?

な、何って・・・

山火事じゃないし

ま、まさかすぐ横にあれが?



 もしかしてもしかしたら蒸気機関車と並走できるのかーっ!?

 と、思って煙の後を追ってみたが、列車も機関車も見えず、煙はそのまま鉄道のトンネルに吸い込まれていってしまった。
 ああーっ。
 あと数分早く走っていたら見えたのかもしれない。
 機関車に興味は無くてもやっぱり見たかった。



タッチの差で何も見えず・・・そのまま車は山口市内へ


 5時過ぎには山口県の県庁所在地である山口市の市街地に入っていた。
 山口市は経済や工業で自然と発展した中心地と言うよりも、人工的に作られた行政都市に近いということで、周辺に延々と住宅地が広がるといった感じではなく、気が付いたら既に町の中心地に来ていた。
 ここでちょっと渋滞する。
 でも今夜泊まる湯田温泉まではもうすぐだ。
 本当に山口タウンから湯田温泉は近くて、ほとんどつながっているイメージ。山口の街を走っていたら、街を抜けることなくそのまま湯田温泉に着く。
 こんなに温泉地が近い都市って羨ましい。
 ただ、湯田温泉自体はそんなわけでイメージしていた歴史ある大きな温泉地とはちょっと違っていて、ビルや住宅の建物が密集するそこが温泉地ですよと言われても、観光地らしい雰囲気はあまりしなかった。あくまでも9号線を車で走りながらの印象だけれども。








2-23人に教えてもらったくせに内緒にしたい宿 西京旅館へ続く


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