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◆◇かみのやま・赤湯温泉外湯巡り◇◆
大人旅

8.赤湯元湯






 とわの湯経由だからさっきとは違う道からゆーなびからころ館に向かった。
 ちょうど真っ直ぐ歩いていくとゆーなびからころ館の正面に出る通り。
 道の両側にはバーや女性の名前を付けた飲み屋などが多いが、昼間なのでみんな閉まっている。
 ゆーなびからころ館の背後は烏帽子山という山になっていて、たいそう立派な鳥居や木立に半分隠れてよく見えないが金色に光っているお社のような建物も見える。
 どうもこの辺は温泉地らしさが少ないように感じていたが、からころ館の周辺からあの烏帽子山の中腹辺りが少しそれっぽい雰囲気を持っている一角なのかもしれない。





 今度はからころ館には入らずそのまま裏に回って赤湯元湯に向かった。
 赤レンガで組まれた外壁の元湯は、ちょっと昨日今日回ってきた鄙びた多くの外湯とは違って明らかに観光客向けに作られたものだった。
 料金も観光客向けだ。
 赤湯の他の外湯が100円で入れるのに対し、何故かここだけ倍の200円。ということは、中も倍、設備が整っているとか、広いとか?





 下駄箱の先に受付があって、受付の正面はソファーなどを置いて休んだり待ち合わせたりできるようになっている。このロビーすらも撮影は禁じられていた。
 浴室は2階で、脱衣所に入って貼紙の多さに驚く。それも韓国語の貼紙ばかり。一応内容について日本人が不審がらないようにか、日本語の訳文も小さく載せてあるが。
 書いてある内容は一般的な温泉の注意事項ばかりだが、英語ならまだしも特定の一国でしか使われていない言語の注意書きがこれでもかと貼られていることに異常を感じた。たぶん韓国人の観光客が多いというだけでなく、過去に何かトラブルがあったのだろう。そうでなくても赤湯の外湯はどこもやけに注意書きの貼紙が目立つのに。

 浴室は思ったほどには広くなかった。
 洗い場は混んでいて全部使用中。入ってすぐのところに掛け湯の浴槽があるが、ここにもしゃがんで掛け湯するようにとの注意書きがある。

 浴槽は熱いものとぬるめのものと二種類が並んでいる。熱い方は結構熱く、でもぬるい方も適温程度でぬるすぎることはない。
 ぬるい方の浴槽の方が大きく窓もあるので明るい感じがするが、加水が多くて随分と薄い気がする。ちょっと入っただけであとは熱い方にいた。

 浴室に入った瞬間だけごくわずかにゆで卵の臭いがしたような気がしたが、それも烏帽子の湯に比べればずっと薄く、すぐにわからなくなってしまった。
 でも赤湯の湯に3湯も続けて入ったせいか、肌触りはすごいことになっている。最初に烏帽子の湯に入ったときは少しきしつくように感じたが、一湯加えるごとにするすると滑る感触が強くなり、もうここではするんするん、肌を滑らせるのが楽しくて仕方ない。
 オイリーなわけではなく、何かつるつるしたものがコーティングされた感じでもなく、例えて言うならばパウダーをはたいて滑らせたような、そんなするする感。お湯に中にいる間でも腕に指を滑らせると、腕と指の間にするするする物質がはさまっているような不思議な感触。


赤湯元湯はゆーなびからころ館の裏。駐車場もあります。




2-9赤湯温泉 大文字屋へ続く


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