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◆◇家族でスキー◇◆
星野リゾート裏磐梯ホテル宿泊記

7.イエローフォール






 ただっぴろい沼を渡り終えると、さあこれから登り道ですよ、いちばんきついところですよ、頑張ってくださいと言われる。
 沼の上と違って、この先は道を踏み外すと危険なのでガイドの後ろにくっついて同じ場所を歩かなくてはならない。
 1888年の噴火の際に飛来した巨石が転がっていて、雪で見えないものの場所によっては中が空洞で落ちてしまうからだ。





 雪で一面が真っ白で、それだけに高低差がよくわからなくてそんなに急斜面には思えないのだが、息が切れてきつい。
 みんなもくもくと登るので、後れを取ってはならないと無言で登った。
 こんなに高く登ってきましたよと言われて振り返ると、確かに随分上まで来たなと思う。
 辺りの景色は曇って薄暗いのだが、たまに雲が薄くなったかと思うといきなり太陽と青空がのぞいたりして不安定な天気だ。
 すぐ目の前にそびえているはずの磐梯山も、そそり立つように見えたり、雲と同化してしまったりしている。

 一番きついところを過ぎるとまた雪の平原があって、その向こうに小さくイエローフォールが見えてきた。
 写真で見たとおり、雪の斜面がそこだけ黄土色に染まっている。


正面中央、イエローフォールが近づいてきた



 ガイドの説明によるとフォールとはいうものの、正確には滝では無く、浸み出した水分が凍ったものとのことだが、磐梯山の噴火に由来する成分、銅沼を形成していると同じような金属や硫黄を含む水分が凍ったもので、なめると鉄錆びっぽい味がするそうだ。
 寒くなると徐々にこの黄色い氷が大きくなりもっと見ごたえが出てくるとのこと。今年は年末から大きな寒波が来ていて例年よりも早くこのツアーを開始できたという話だが、それなりのサイズに育ってきたのは本当にここ数日のことだそうだ。


磐梯山のイエローフォール




3-8雪上ティータイムと雪の天然すべり台へ続く


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