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東北+新潟温泉旅行記
GWの東北5泊6日の旅

18.あつみ温泉の萬国屋とたちばなや










 湯上りにフロントであつみ温泉の地図を貰った。共同浴場に行きたいと伝えると、一番遠い湯之里公衆浴場でも10分強歩けば着くと教えてくれた。
 あつみ温泉の共同浴場は三ヵ所あって、ここから一番近い正面湯と下流にある下の湯は朝6時から入れるが、一番遠い湯之里公衆浴場は午後2時から10時なので、今行かないと明日はもう入ることができない。

 というわけで、東屋のお風呂の後は湯之里公衆浴場に一人で行ってみることにした。外は雨だし、夫は絶対行かない。もう部屋でゆっくりしているに限ると思っているからだ。



川向こうにめちゃめちゃ高級そうな旅館が!?


 傘をさして外に出ると辺りは暗くなりかけている。時刻は5時半を回っていた。雨は激しくなってきて、川沿いに洒落た足湯があったが全部ぬれそぼって誰もいない。

 ちょうど東屋旅館から川を挟んで正面に威圧的とも思える豪華な建物が見えた。思わず手にした地図を二度見する。とんでもなく敷地が広い。東屋旅館の何十倍だ?
 美しく重厚なその温泉旅館は創業300年以上の老舗、萬国屋だった。
 そして隣には萬国屋ほどではないが、やはり巨大な敷地のもう一件の温泉旅館がある。たちばなやだ。

 なんというか、まるで萬国屋はこのあつみ温泉の王様みたいだった。たちばなやは女王様。そして川を隔てた東屋旅館や他の旅館たちはさながら庶民といったところ。そして我が家は庶民の宿に泊まるのがせいぜいかな。




この3枚の画像は帰りに萬国屋側の道を通った時に撮影


 湯之里公衆浴場に行くには温海川を渡らなくてはならない。たちばなやの前の湯ノ里橋を渡る。この橋の中央に飲泉所が備え付けられていた。湯口には白いカルシウムの結晶がこびりついている。
 お湯は何故かこんがりパンの香ばしいにおいがして、ほの甘い味がした。結構美味しい。




橋の上の飲泉所と対岸に少しだけ残っていた桜




4-19湯之里公衆浴場へ続く


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