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田貫湖キャンプ場便り

3.目印は大きなわんちゃん



 やっとカナをテントの側まで連れてきたときにはもう我が家のテントは骨組みを作り終えていた。
 このテントは先に地面にバンドを打ち付けて立てるので、一度組み立ててしまうと移動が出来ない。
 マタギさんたちはどこか他の場所で既に建てちゃっているんじゃないかな。
 どうしよう・・・。
 ようやくカナが落ち着いた後、パパが言った。
 「マタギさんたちを探してきて」
 探してきてったって・・・。
 とりあえずレナを連れて歩き出す。カナはまだふてくされていて、パパの手伝いをすることになった。

 田貫湖キャンプ場は富士山の見える田貫湖畔に芝生のサイトがある。
 車の乗り入れは出来ないが、景色が良く、湖畔をぐるりとAサイト、Bサイト、Cサイトと別れている。
 ちょうど富士山は駐車場の方角で、逆さ富士は見えない。
 マタギさん一家の目印は、茶とベージュのタープにシベリアンハスキーと聞いていたので、とにかくわんちゃんを探すことにした。


この写真を撮影した時点では、ここに写っているテントがマタギさん一家のものだとは気づいていなかった とにかく景色の良い田貫湖キャンプ場。
Aサイトの方は湖際で開けている
だんだん空が晴れてきた AサイトとBサイトの間ぐらい。Bサイトは林間サイトらしい落ち着いた雰囲気


 Aサイトを抜けて、Bサイトの方まで遠征する。
 この辺りはAと違って湖からは少し離れるが、落ち着いた雰囲気がある。
 犬連れキャンパーは多いが、シベリアンハスキーは見あたらない。
 行きすぎたかな・・・。
 歩きながら幹事のだださんに電話をする。
 するとだださんはすぐにマタギさんと連絡を取ってくれて、Aサイトの方にいるという返事を返してくれた。
 やっぱり見落としたらしい。
 帰り道、やっと見つけた。
 そのタープはさっきも遠目で見ていたが、わんちゃんが少し離れたところに繋いであったので気がつかなかったのだ。
 近づくと、予想したよりずっと大型犬だ。
 「もしかして、マタギさんですか?」
 「はい、そうです」

 結局別々の場所に陣取ってしまったので、とりあえず食事時にどちらかに集まることにして、この場は別れた。
 さっきも書いたように我が家のテントは一度張ると動かせないし、マタギさんのところも大型犬のレイラちゃんを繋いでおく関係から、今の場所が適していたので。
 まあまだ後でどうにでもなるだろうと思っていたら、オープンして1~2時間ぐらいの間に、ほとんど平らな場所が無くなるほどサイトはテントでいっぱいになってしまった。
 9月の連休、安くて清潔で景色も良いキャンプ場、どっちを見てもファミリーキャンパーやペット連れキャンパーでいっぱいだ。


お花見つけた




1-4.はじめてのおつかいへ続く


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