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■塩原温泉古式湯まつり■
塩原温泉旅行記

18.惨状











 この吊り橋が有料なのは、向こう岸に渡れるからではなく、橋からの眺めも楽しめということなんだろうと思うが、まず橋自体、頭上をのぞいて青いネットですっぽり覆われていた。
 両側の高い位置に鉄パイプが組まれ、そこにネットを結び付けてあって、ネットのメッシュ越しなので景色がよく見えない。
 床板も真ん中の部分はブルーシートが敷いてあって、いかにも工事現場だ。

 それに何よりネット越しになんとか見える渓流の景色・・・。



もみじ谷大吊り橋から見る上流側


 水害の跡も無いようだと思ったさっきの意見は撤回。
 まさに大惨事としか言いようがない。

 ちょうどもみじ谷大吊り橋の下は塩原ダムのダム湖になっていて、二週間前に鬼怒川水系に大変な被害をもたらした豪雨は、この箒川の上流にも大量の瓦礫を生み出していて、それが全てこのダム湖にせき止められている。

 橋の下は右も左も水面に浮かぶ瓦礫の山。

 う、受付のおばちゃん、これは「高いところが苦手なんて残念」「向こう岸には公園が」「夫婦で渡ったらいいじゃない」っていうレベルじゃな~いっ。



こちらはダムのある下流側


 景勝地としてお金を取るのは詐欺なんじゃないか?
 観光地じゃなくてむしろ義捐金を募るべき。
 そう思うほど悲惨な状況だった。



橋を渡り終えて





2-19もみじ谷大吊り橋の対岸の公園へ続く


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