露天風呂で景色を堪能した後は、1階の洞窟風呂へ。
正直私は洞窟風呂ってそんなに好きじゃ無かったり。サウナも苦手だし、何となく蒸して息苦しい。
でもここの洞窟風呂はかなりびっくりした。
洞窟としてはめちゃめちゃ大きいわけではなく(そこそこ大きいけど)、トンネルみたいになっているわけじゃないから迷路的な楽しさがあるわけでもなく、でもここの洞窟は単に岩に穴をあけたとか人工的とかじゃなくて、岩肌のあちこちから実際に源泉が染みだしている・・・。
そういうところに穴を掘って浴室を作ってる。
ただし、旅館側はあれは温泉と言う認識は無いみたい。実際触れば冷たいし。
でもただの水じゃなくて、それが染みだしている所は湯口以上に明るい茶色になっていて、遠目にはお偉い芸術家が洞窟の壁をキャンバスに見立てて金色の絵の具をシャッシャッと塗ったみたい。
ちなみに触るとちょっとぷよっとしてる。
この洞窟風呂は湯口らしいものが三か所ぐらいあるので、源泉が複数あるならそれぞれ違うのかもなんて思うところだが、前日に書いたように浴槽の底から入れている自噴泉の分以外は全部6階の源泉で、意図して湯口を分けた訳ではなく、元々一本を下ろしてきているのが、途中で漏れたのであちこちに湯口ができちゃった状態だそうな。
そんな感じで源泉をそのまま入れているので、浴槽の中はわりと熱い部分とそうでもない部分ができている。
あと、浴槽の縁はお湯が常に流れている所はつるつるしている(定期的に削っているのかも)が、滞る所は小さなとげとげで座ると痛い。
お湯は無色透明だが、この浴室だけミックス源泉だからか茶色の粒状の湯の花が結構ある。きしつきはしないがすべすべするお湯。
洞窟効果もあって包み込まれる感じ。