子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 塩原温泉古式湯まつり*塩原温泉旅行記 > 1-13古式湯まつりの神事を見学に元湯に向かう

■塩原温泉古式湯まつり■
塩原温泉旅行記

13.古式湯まつりの神事を見学に元湯に向かう








豪雨災害による通行止め



 そろそろ11時も近づき、多くの温泉施設が立ち寄り可能時間を迎え、温泉ふるまいを求めるお客さんもばらけはじめる時間帯になる。
 私たちは元湯に向かった。
 理由はふるまい湯ではなく、神事の見学の為。




元湯のゑびす屋や元泉館の辺りに行ったら祭事用のテントが立てられていた。


 塩原温泉古式湯まつりは

  1. 11:00~ 御神湯湯汲み式(元湯・ゑびすや前)
  2. 11:45~ 御神湯奉納(塩原八幡宮)
  3. 13:00~ 分湯行列(中塩原・塩原支所→湯っ歩の里)
  4. 14:00~ 分湯式(湯っ歩の里)

と、なっている。
 もともとこの古式湯まつりというのは、万治2(1659)年に山津波の災害で土砂に飲まれて失われた源泉が、温泉神社にささげた村人の祈りにより再び湧出したという故事に基づいて行われているものであり、元湯の源泉を汲み、各エリアごとに分湯する儀式が中心になる。

 11時前に元湯に移動していれば最初の湯汲み式が見られるに違いない。




元湯の元泉館の川に面した湯小屋と露天風呂がある辺り


 10時半過ぎに元湯に着いた。
 この辺りは少しだけ紅葉が始まっている。川沿いの木々の一部は赤く色づいて、秋の訪れを告げているようだ。
 まだ人は集まっていない。紅白の布を垂らしたテントの下に祭壇が作られ、近くでは「奥塩原温泉かけ流しの会」や「とちぎにごり湯の会」と白く染め抜かれた紺の法被を着た旅館関係者が準備をしている。




1-14御神湯湯汲み式へ続く


塩原温泉古式湯まつり*塩原温泉旅行記 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME