道路から見たときは判らなかったが、車を停めて敷地の中から改めて見回すと、湯端温泉はそれは綺麗に生まれ変わっていた。
とりあえず真っ白な暖簾の下がる入り口のドアを開けると、これまた昔の湯端温泉を知っている身としてはびっくり。
昨今のセンター系日帰り温泉のような型にはまった和風テイストではなく、そうだなぁ、都会のタウン雑誌で紹介される手作り感がありながら洒落たカフェ。
バリの隠れ家リゾートあたりに通じるセンス。そして右手には緑の田んぼに張り出したとても居心地のよさそうなテラスが。
ああ、あそこでのんびりくつろぎたいな。
フロントで出迎えてくれたのは優しそうなお兄さん。
前に湯端温泉を訪ねたときに応対してくれたおばあさんのお孫さんだった。
ずっと憧れていたおじいちゃんの温泉を継ぎたい、その志を持って今年この湯端温泉を全面リニューアルして再オープンさせた。
新しい
湯端温泉に新しい風が吹いている。