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◇◆四万たむらの休日2◆◇

4.浅間隠しの食事処











 ちょうどお昼時でお腹が空いてきたこともあり、私たちは天狗の湯を出た後、浅間隠し方面に車を走らせた。
 yuko_nekoさんが温川の近くに美味しそうな食事処があったはずと言ったのも決め手になった。

 紅葉真っ盛りの晴れた上州路。
 奇怪な岩櫃山の聳える郷原で145号線から別れ、吾妻川の支流に沿って浅間隠し方面に向かう。浅間隠しとはちょうどこの辺りから浅間山を見るとそれを隠すように手前の山が邪魔をするため、標高1,757mのその山を浅間隠山と呼んだため。

 「この辺だと思うんだけど・・・つぶれちゃったかしら」
 yuko_nekoさんが心配そうに言ったとき、春駒食堂という焼き肉屋が見えてその先に探していた店があった。
 里の茶屋と書かれた暖簾も品良く外観からとても期待できそうな店だった。





 店の主の趣味は陶芸なのか、入り口を入って直ぐに渋い、けれどなかなか使えそうな手作り小皿や箸置きの並んだ売場がある。
 私たちは奥の座敷席へといざなわれた。
 ところがこの座敷がまたべらぼうに寒い。
 正直言って外から入ってきたのに外より寒い。
 注文を取りに来た奥さんは、いらっしゃると前もって判っていれば部屋を暖めておいたのですがと恐縮したが、それは無理というものだ。
 お風呂上がりだったみんなは割に薄着で、特にくららさんなんて半袖だったため慌てて着替えていた。メンバーはがっちゃんを除いて女ばかり。子供達も四人とも女の子。がっちゃんが目をつぶっていてくれればここで着替えられるかもとくららさんは言ったが、料理を運んできて襖が開いたらアウトだからとみんなは慌ててトイレを指さした。何しろ半袖の上から上着を着るのかと思ったら、半袖の下に着る服だったらしくいきなり脱ぎ出しそうになっちゃったから。






店内は陶芸作品がいっぱい・・・郵便受けも瓶なの?




1-5里の茶屋で美味しい昼食へ続く


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