子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 紅葉の湯田中渋温泉郷 湯けぶりウォーク > 奥山田温泉に行かれなかった理由(わけ)

◆紅葉の湯田中渋温泉郷 湯けぶりウォーク◆3-5


5.奥山田温泉に行かれなかった理由(わけ)

 今日の予定については車を走らせ始めてもまだ何も考えていなかった。
 雨なので定番の室内プールで子供を遊ばせるしかないか。
 どこか気になる旅館で一軒、最後にプールのあるセンター系で一軒、それで締めようと一度はパパと結論を出したが、思いがけず角間大湯に入れたので、もう旅館系は寄らなくてもいい気持ちになった。

 あとは室内プール付きのセンター系。
 本当は旅の終わりこそ最高のお風呂で締めたいところだが、これだけ素晴らしい外湯に入りまくったので、もうハズレを引いてもいい。
 最初に候補に挙げたのは戸倉上山田に近いびんぐし湯さん館
 だけどここのプールはバーデ色が強そうで子供が思いきって遊べるかどうか判らないし、景色も良さそうなので晴れた日に行くことにして却下。
 それなら信州高山温泉郷のYOU遊ランド
 こっちはプールにスライダーもあって、子供が騒いでも大丈夫そう。

 信州高山温泉郷なら高速に乗らなくても近い。
 本当は今回の旅行は、湯田中渋温泉郷で一泊、信州高山温泉郷で一泊というプランも考えていた。
 信州高山温泉郷には小安温泉、蕨温泉山田温泉松川渓谷温泉五色温泉七味温泉、奥山田温泉と、じっくり廻りたい温泉がいくつもある。
 奥山田温泉のレッドウッドインは最後まで安代館二泊とどちらを取るか悩んだ。
 決め手になったのは、湯田中渋と信州高山、どちらも一泊で廻りきれる規模ではないということ。
 欲張らず、今回は一ヶ所でじっくり行こう。
 二兎を追う者一兎も得ず。
 正解だった。

 奥山田温泉というと思い出すことがある。
 今から3年ほど前だったか、クリスマスに泊まろうと奥山田温泉満山荘に予約を入れたのだ。
 ところがその2週間ほど前にたまたま東京ディズニーランドに行ったとき、酷い腹痛に襲われた。
 いったんは収まり、何事もなかったかのように思ったが、ときどきぶり返し、医者には診てもらったものの原因が分からなかった。
 そして、旅行に出発する前夜、再び痛みはピークに達し、そのまま入院、手術となってしまった。
 だから今でもディズニーランドのクリスマスイルミネーションを見たり、奥山田や満山荘の名前を聞くと、あのときの痛みを思い出す。
 そしてあれ以来、奥山田温泉とも縁が無くなってしまった。
 最近雑誌などでよく満山荘の露天風呂を見るが、あのとき病気にならなければ、このお風呂に入っていたんだなと悔しい気持ちになる。



3-6.信州中野の蕎麦処 志波田へ続く


紅葉の湯田中渋温泉郷 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME