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◆紅葉の湯田中渋温泉郷 湯けぶりウォーク◆2-11


11.穂波温泉まで歩け歩け

 さて、3時まではまだあと30分近くある。
 がんばって穂波温泉まで行ってみよう。
 子供たちと別行動を取れる貴重な時間、穂波まで疲れた足にむち打ってさらに歩くか、それとも千円払ってよろづやの桃山風呂でまったりするか悩みに悩んだが、よろづやは千円払えばいつでも入れる。今しか部外者に開放してくれない穂波元湯が優先だろう。

 さっき通った関谷醸造場のところから、川へ向かって坂を下る。坂の下には星川温泉があるが、ここの大湯は開放されていないので入れない。
 対岸の山が綺麗だなぁ。
 坂を下りきったところに星川大噴泉があり、星川大噴泉薬師如来が奉られている。
 大噴泉と言っても地獄谷にあったそれとは違い、コンクリートの影で湯気が上がっているばかり。たまに吹き上げたりするのだろうか。


どっしりした瓦屋根の旅館は湯田中温泉の見崎屋
背景の山と相まって和風情緒ある景観 湯田中から見下ろす星川温泉、夜間瀬川、対岸の景色・・・
星川大噴泉薬師如来さまと、その大噴泉(右と下の画像)
別に吹き上げているわけではなく、ゆらゆら湯気が出ているだけ


 星川橋で夜間瀬川を渡ると、そこにも櫓が建っている。本当にこの辺り、当たり前のようにあちらこちらにこんな光景がある。
 これだけ沢山の温泉旅館と外湯があるのだ。それを全て賄う湯量が無くてはやっていけまい。
 川沿いの道とオリンピック道路の間の細い道が穂波温泉に通ずる道だ。
 日野屋旅館と看板の出た小さな旅館の隣に穂波大湯がある。
 しかし開放されているのは大湯ではなく元湯。この辺りの外湯は、たいがい「大湯」と名付けられているところが中心なのに、穂波だけは違うらしい。
 確かに穂波大湯の建物は温泉地のシンボルにはそぐわなかった。古びて味も素っ気もないコンクリートの建物で、題字の書かれた木の板以外、飾り気などまったくない。

 さらにもう少し歩くとようやく穂波元湯が見えてきた。
 こちらは瓦屋根の立派な建物で、どちらかというと、老舗の蕎麦屋という感じだ。 


星川橋で夜間瀬川を渡ったところにも櫓(やぐら)有り。
穂波温泉のどこかの宿の源泉だろうか。 コンクリートの素っ気ない外観。穂波大湯。




2-12.何故、外湯には鍵が掛けられたのかへ続く


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