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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

15.首里






 初日に行こうと思って行きそびれてしまった牧志公設市場は今日、帰る前に立ち寄ろうと思っていた。
 初日ではなく帰宅日に寄ろうというのだから、沖縄滞在中の食材買い出しではなく、帰宅後に自宅で楽しむための食材買い出しだ。
 高速を降りたのがほぼ午後3時半。
 まだ牧志での買い出しに要する時間を考えても一遊びできる。
 「ここなんかどうかな」
 私が提案したのは無料クーポン冊子ゆくるポンにカラーで載っていた珊瑚染め体験だった。

 帰宅日は飛行機の時間を気にしなければならないし、空港のある那覇の近くに移動していないと渋滞などが心配だ。
 一昨年はそれでも昼まで北部のビーチで遊んだが、あれは特殊例。泳いでしまうとぬれた水着の始末をどうするかとか、最後のシャワーをしっかり浴びたいとかいろいろ考えなくてはいけないから大変だ。
 去年は比嘉酒造の泡盛工場見学に行って、あれも場所が空港に近い糸満市内でなかなか便利だった。
 今年の沖縄旅行最後のプランは紅型工房 首里琉染での珊瑚染め体験と牧志公設市場にしよう。


首里城


 道路からお堀のような水辺が見えたと思ったら、石塀の向こうに紅色の城、首里城が見えた。
 首里城は沖縄のシンボル。
 14~15世紀頃に三山時代の中山王朝の王城として建設され栄華を誇ったが、沖縄戦で破壊され、その後琉球大学の敷地として利用されたことから跡形もなく消失した歴史を持つ。
 現在は多くの建物と門が復元され、周辺の敷地と共に国営公園として保護されている。また、2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産の登録も果たした。
 去年の旅行時にようやく念願叶って首里城見学ができたものの、持ち前のケチ根性が顔を出して正殿その他有料エリアには足を踏み入れていない。
 首里城復元はまだ継続中なので、次はもう少し公開エリアが広がってから行ってみようと思っている。何年先になるか判らないが。

 首里は以前首里城見学に来たときにも思ったが坂の多い場所だ。
 城がそもそも見晴らしの良い高台に建っているのだから当然といえば当然か。
 目的地の琉染はずいぶんと首里城に近い場所に建っているのだなと思ったら、こちらは元々、あの二千円札で知られる守礼門以前に首里城の第一門として建立された中山門跡地を店舗としているのだった。
 道理でお城に近いわけだ。

 場所は迷わず着いた。
 駐車場は道を挟んだところで数台程度しか停まれない狭いもの。
 私たちは体験工房と聞いて、テーマパークほどは広くないものの、団体観光客がやってくるような俗っぽい施設を想像していた。
 ところがこの琉染、沖縄風と言うよりはむしろ京都の老舗呉服屋のような風格を漂わせる高級感溢れる場所だったのだ。


首里 琉染




9-16首里 琉染へ続く


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