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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

14.ヒヨコとアヒル










 それが何故か離れたところでぐずぐず言い合っていた子どもたちは、合流すると互いに機嫌を直した。
 「レナ、面白いもの見せてあげるよ」
 カナは率先してレナをカラーヒヨコのところに連れていった。
 レナの目もまんまるくなった。
 コンテナは二つあって、ひとつには赤と白のヒヨコが、もうひとつにはオレンジと緑のヒヨコが入れられていたが、ときどきヒヨコはジャンプして隣のコンテナに移ってしまう。
 「赤いのが一匹、オレンジの中に入ったよ」
 レナの興味はそこかい。
 「何で色が付いているの?」
 「・・・その方が売れると思っている人がいるんじゃないの?」
 「そうかなー」
 うん、ママもそうかなーと思うよ。
 「あっ、そうそう、あのヒヨコは大きくなると別に色がついていない普通のニワトリになるから」
 「えっ、そうなのー!」
 そっちの方が驚いたらしい。





 レナもアヒルすくいをやった。カナとは違う店でやったから賞品も違った。スイッチを入れると光るイルカのペンダント。
 カナも羨ましそうにしていたから今度は三角籤をやらせた。不公平になってはいけないからレナも一緒に。
 今度は二人は100円ショップに売っていそうなアクセサリーセットをもらって満足そうだった。
 周りを見回していると、小学生や中学生同士で来ている子どもたちも多いようだ。少しだけお小遣いをもらって、友達同士で屋台を回るのだろう。
 不思議と沖縄の女の子たちが着ている浴衣は本土のそれと違ってつんつるてんだ。子供も若い女性も丈を短めにしている人が多い。気候風土が暑いからか、それとも流行りみたいなものなんだろうか。女性の化粧の仕方も東京なんかと違ってやけに眉が薄いから地元の人と観光客の違いがよく判る。

 名護を離れる前に道の駅許田に寄っていこうかなんて話をしていたのだが、もう今更買いたい物もないし、駐車場が混んでいたのでやめにした。
 許田ICから高速道路に乗って北部を離れ、一路那覇へ。







9-15首里へ続く


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