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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

5.ハリセンボンを追いかけろ








あ~あんなところに


 私は基本的に泳ぐのがキライ。
 水が冷たいのも大キライ。
 沖縄の海が好きなのは沖縄の海が温かいからだ。
 そしてプールより海が好きなのは魚や珊瑚を見ることができるからだった。
 クラゲ除けネットの中にはクラゲは来ないけど魚も来ない。だからとってもつまらない・・・。

 と、思っていたら、
 「ママ、ハリセンボン!!」
 えっ?
 ふいに足下を何かが通過。
 パパもやってきた。「ハリセンボン見た?」
 21世紀の森ビーチでも男の子たちがクラゲ除けネットの中でハリセンボンを捕まえていたが、何でハリセンボンが紛れ込んでいるの? だいたいあの紙風船みたいに膨らんだスタイルの魚がどうやってネットの隙間から入れるの?


ほら、もう手で触れそう


 確かにハリセンボンが一匹迷い込んでいるようだった。
 泳いでいるとときどきスーッと通過していくのが判る。それにハリセンボンは他の魚と違って立体的なので水面からも見つけやすいのだ。ついついみんなハリセンボンを目で追ってしまう。
 このウッパマビーチのネットの中には私たちの他にもシュノーケルセットを付けたお客さんがいたが、だいたいそういう人たちが複数集まってぷかっと浮いている下にハリセンボンがいる。
 ハリセンボンはすっかりクラゲ除けネットのアイドルみたいになっていた。

 ハリセンボンのことを沖縄ではアバサーと言うが、とにかくとぼけた可愛い顔をしている。体の模様は大きな水玉と小さな水玉のミックス。泳いでいるときは棘は寝ている。
 ついつい私も追いかけ回して、そーっと腹の部分をつついてみた。
 するとハリセンボンはびっくりして軽く膨らんだ。
 ああ、ごめんごめん。

 何でハリセンボンが紛れ込んでくるのかとネットの隅を探していたら、ちょうど角になった部分に穴が開いているのが判った。
 これじゃあなー、クラゲはまあ触手が絡んで簡単には入れないと思うが、ちょっとした魚ぐらいなら入ってこられる。
 さっきからハリセンボンだけじゃなく、チョウチョウウオや針のように細長い魚もうろうろしている。
 しかもこのネットの穴の近くにたむろしている白黒の小魚・・・これってどう見ても海のキケン生物ゴンズイなんですけど・・・。




怒っていないときのハリセンボンの針はもちろん寝ていますよ


ゴンズイだーゴンズイだー、海のキケン生物ゴンズイだー


針のように細い魚も・・・えっ、どれだか判らない?



8-6ベルパライソのプールへ続く


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