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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

8.やんばる伊豆味のロケカフェ










 グリーンフラッシュビーチを離れたのが11時半ぐらい。
 ちょっとお腹が空いてきたような気もする。すごーく空いてきたというほどではないけど、軽くランチを食べたいような。

 「今帰仁に向かう途中でどこかランチが食べられそうな場所、ある?」
 ・・・うーむ。
 海沿いの505号線を行くなら、既によく知っているところで海洋博公園近くのやんばる海の駅内、海人料理海邦丸。
 県道84号線から山の中に入るなら伊豆味に森系のロケカフェがいくつもある。
 「伊豆味、行ってみる?」
 「いいよ」
 そんなやりとりの後、私たちは本部大橋のところで満名川に沿って右折した。
 この道は本部半島の中央を突っ切るように延びている。
 でも前にも一度この道を通った私たちは知っている。
 カフェの場所をよく知らずにただ県道を走っていると、何もない田舎道を走って最後は名護市街に抜けてしまうということを。

 伊豆味という場所はちょっと独特な土地だ。
 一般的には伊豆味を通る県道84号線は八重岳の登山口になっていて、みかんなどの果樹の里としても知られている。
 また伊豆味パイン園という観光施設もあるが、ここは何故かパイナップルよりもハブ対マングースショーの方が有名だったりする。
 そんな風に果樹園だけがある山の中だと思うと、何故かこだわりのカフェが無数に点在している。それはもう、例えば名護以北、いやいや西海岸リゾートエリアを入れてそこそこ名のしれたカフェ全部を集めても、その半数が狭い伊豆味の山の中に固まっているようなありさまだ。
 これは伊豆味に芸術家が多く住んでいる関係からだ。
 それ故に、ひと味もふた味もよそとは違う個性的なカフェが隠れている。
 そう、本当に隠れている。
 県道から脇道に入り、それぞれ目立たない看板を見つけないことには、なかなか行かれないような店ばかりだったりする。


伊豆味の県道沿いには果物などを売る店はあるが、ロケカフェ系は脇道に入らないと見つからない


 とりあえず私たちが目指したのは、喫茶森の宴という店だった。
 ランチ目的だったから、そこはお茶やケーキだけではなく、ある程度食事的なメニューがありそうな店だったからだ。
 カフェに至る道はどれも細そうで、カーナビを見てもよく判らない。
 途中で喫茶藍風という看板を見つけた。
 もし森の宴が見つからなかったらこっちに行ってみようと話した。
 後日テレビにこの藍風が出ているのを見た(ちなみにこれから泊まるなきじん海辺の自然学校もその同じテレビ番組で紹介されていた)。藍風ではカフェだけでなく染め物体験も受け付けているようだ。今回は結局縁がなかったけれど、次回は体験目的で行ってみたいなぁと思っている。

 森の宴は藍風の看板を見てさらに進み、道沿いにあるはず。。
 ようやく森の宴の看板を見つけた。
 でもここって、まるで民家の入り口そのもの。駐車場もトタン屋根を張った農家の軒先という感じ。
 パパは私の顔を見た。
 「ここでいいの?」




森の宴・・・本当にここでいいの?



6-9森の宴へ続く


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