沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*
12時20分。
フレッシュミートがなはの出前が到着した。
先ほど電話で聞いた予定時間より少し遅れ気味だったが、もともと午後の配達を昼にしてくれという無茶なお願いだったので感謝こそすれ文句など無い。
トラックには去年見た「走るお肉屋さん」のコピーは見あたらず、その代わりに「アグーの血を引くやんばる島豚」の文字があった。
アグー豚はよく聞くけど、やんばる島豚は聞いたことないなぁ。それに「血を引く」って言う微妙な表現がなんとも・・・とパパと苦笑した。
それにこのときはまだ、アグー豚も食べたことが無かった。
今回の旅行の後半でアグー豚の塩焼きを食べて大感激した話はまた後で・・・。
今年のフレッシュミートがなはは「アグーの血を引くやんばる島豚」でした
パパはバーベキューの準備を始めた。
さて、21世紀の森公園の芝生広場は等間隔に区切られて、バーベキューやビーチパーティーのために貸し出されている。
私たちが借りているのはちょうどぎりぎりクラゲ除けネットの辺りが見下ろせる場所で、石のテーブルとベンチが置いてある。実は去年借りたのと同じ場所だ。椅子やテーブルを自前で用意する人はむしろ何もないスペースの方が広くて良いかもしれない。
平日火曜日の昼間だったが、他にもいくつかのグループがビーチパーティーをしていた。
ちょうど私たちの隣も親族か職場のグループが家族連れで来たような雰囲気で大所帯だった。
ふとそのうち一人のおじさんが私たちの方を見て、良かったら使いなさいとござを持ってきてくれた。
ビニールシートだけでは地面からの熱が直接伝わって熱かろうと。
「あ、ありがとうございます」
「まあまあ良かったらもっと使ってよ」
次々持ってきた。
私たちの5、6人用のシートの周りを取り囲むようにぐるりと数枚のござが敷かれた。あっと言う間に敷地が数倍の広さに広がったような感じだ。
おじさんのTシャツの背中には畳の宣伝が書かれていた。そう、お隣のグループは、畳屋さんの親族グループだったのだ。