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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

6.バーベキューの準備










 パパが私にバーベキューセットの配達時間、早くできないだろうかと言ってきた。
 バーベキューエリアの予約も午後3時からなので、食材やコンロの配達もフレッシュミートがなはに午後3時でお願いしていた。
 それはバーベキューは夕方から夜に掛けてやるつもりだったからだ。
 「いいよ、電話してみるね」
 「電話番号、判るの?」
 「携帯の発進履歴に残ってるから」

 フレッシュミートがなはで電話を受け取ったのはちゃきちゃきした感じのお姉さんだった。
 午後の配達予定を当日になって早めてくれなんて無茶な依頼だったが、お姉さんは実際に準備している現場に問い合わせてみますと親切に受けてくれた。
 折り返し返事をくれることになったが、これがなかなか掛かってこないところが沖縄らしい。
 諦めていた頃、電話が鳴り、出てみるとなんと今から1時間後にお持ちできますとのこと。正直、午後3時が午後1時になれば良い方だと思っていただけに、12時には到着しますと言われてこちらの方が吃驚してしまった。
 とても良心的な店だと思う。

 私たちがそれを受けて早速バーベキューエリアに敷物を敷いたりしていると、やってきたのは公園管理のスタッフさん。
 私たちが許可証を見せると、申請時間より5時間近く早かったが、快く許可してくれた。何しろ1エリアにつき1日一組の貸し出しだから、申請時間はあっても関係ないようなものだ。
 ちなみに敷物を敷くとき、普通は風で飛ばないように四隅に石とか荷物とか置いたりする。
 ここの場合は岩みたいな珊瑚だったりする。
 流石は沖縄。





 飲んでしまう前にパパはちょっと車を出して、魚しんに行ってきた。
 名護の魚しんは行きつけの魚屋さん。中で食事も出来るが鮮魚の小売りもやっている。今回は初日にもサザエや海ぶどうを買っている。
 パパが出かけている間、私は公園のベンチからビーチを見下ろしていた。
 21世紀の森ビーチにはライフセーバーも常駐している。
 日に焼けたお兄さんの顔は何だか見覚えがあるような気がする。去年もこの人がここでライフセーバーしていなかったかな。
 お兄さんには見習い弟子がいるようだ。小学生ぐらいの男の子二人が、お兄さんがゴミ拾いとかしている間は代わりに見張り台に登って双眼鏡を握っている。お手伝い賃の代わりなのか、お兄さんは持ってきたタッパーから果物を男の子たちにあげたりしていた。何だか微笑ましい。
 青い空に青い海に白い雲。
 やっぱりこれが沖縄だ。

 公園の清掃をしているおじさんが「暑いねぇ」と話しかけてきた。
 21世紀の森公園は名護市の自慢らしく、ここは良い場所でしょうと言う。
 「今朝、クラゲ除けネットが設置されていると言うからわざわざ喜瀬ビーチに行ったんですけど、これがまだネットを張ってないって言うんですよ」
 おじさんは笑って、沖縄だからというようなことを言った。沖縄の人はのんびりしているからそんなことで怒ってはいけないらしい。
 「でも21世紀の森ビーチはちゃんとネット設置してあるでしょう? ここは市営だから心配ないよ。ちゃんと安全に気を配っているからね」
 最初からこっちに来れば良かったのにと言われてしまった。
 うーん、21世紀の森ビーチはネットがあることも安全に気を配っていることもよく知ってるんだけど、シュノーケルはいっさい禁止なんだもの。
 まあカナの事件のおかげでこの後、二度とシュノーケルする機会は巡ってこないかもしれないが。

 パパが戻ってきた。
 ウニを買ってきた。
 ウニを買うつもりは全然無かったらしいのだが、魚しんに行ったら今朝取れたばかりの最高のウニがあるというので俄然その気になってしまったようだった。









5-7名護の畳屋さんへ続く


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