沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*
クラゲ除けのスティンガーネットが無いのでは、喜瀬ビーチに用は無い。
どんなに海が綺麗でも、水に入れないのでは仕方ない。
喜瀬ビーチから直接国道へ出る道も判りにくかったが、強引に駐車場の中を突っ切って外へ出た。
もう砂浜の上を歩くのは勘弁。
てくてくと今度は58号線沿いの歩道を歩いて元の駐車場に戻った。
結局わざわざ車で名護市民ビーチから喜瀬ビーチまで行ったのに、何も得るものは無かった。
水着とラッシュガードを着た子どもたちも歩いただけで水遊びできなかったのでがっくりだ。
「どうするの? 泳げないの?」とカナ。
「大丈夫。21世紀の森ビーチに行くよ」とパパ。
元々、今日は午後から名護の21世紀の森ビーチで過ごすことに決めていた。
昨日、名護市に21世紀の森公園のバーベキュー広場をレンタルする旨、申請書も出してあるし。
一番上の画像とこの画像、名護市民ビーチ(幸喜ビーチ)の新しいトイレや更衣室などの施設
21世紀の森公園は名護市民ビーチと違って名護市の中心部にある。まさに町の真ん中。市役所からも近い。
日本ハムファイターズのキャンプ地としても知られ、21世紀の森ビーチという人工ビーチが作られている。
人工ではあるものの、ロケーションは有名な海洋博公園のエメラルドビーチにも劣らないし、綺麗な貝も沢山落ちている。
なまじ観光地ではなく町中にあるもので、観光客も少なくて穴場だ。遊んでいる人も泳いでいる人も圧倒的に地元の家族連れが多いようだ。
但し、きちんと整備された公営ビーチらしく、シュノーケルはいっさい禁止。クラゲ除けネットの外側で泳ぐことはもちろん、ネットに近づいただけで注意の放送が飛んでくる。それはその分安心があるとも見て取れる。
三日前私たちが名護に着いた日は、台風の後片づけが終わらずまだクローズしていた21世紀の森ビーチはすっかり綺麗になっていた。
平日昼間なので地元の人もそれほど多くはなく、クラゲ除けネットの中で泳いでいる人影もまばらだ。
だいたいが現地の人は日射のきつい昼間ではなく夕方から海に入ることが多い。この21世紀の森ビーチなど、ライフセーバーも帰って誰も管理しなくなってから妙に賑わいだしたりする。
元々ビーチで水遊びをするつもりで出発したのだから、最初から準備は万端。子どもたちは水着とラッシュガードを身につけているし、パラソルと敷物も車に積んである。
問題点があるとすれば、そう・・・。
私たちは午前中は名護市民ビーチか喜瀬ビーチで遊んで、いったん部屋に戻りシャワーを浴びて、午後の21世紀の森公園のバーベキューに出かけるつもりだった。
バーベキューと言えばアルコール。
お酒を飲むなら車は運転できない。
私たちの泊まっている東江のマンションからは21世紀の森公園は歩いて行くには遠すぎる(車ならすぐだけどね)。
だから午後は最初からタクシーを使うつもりだった。
でもなりゆきでレンタカーでそのまま来てしまった。
・・・まあなんとかなるだろう。いざとなれば運転代行を頼むか、レンタカーを置いたままタクシーで帰るか。
今は携帯電話で何でも調べられる時代だから、必要な電話番号はそのときになったら検索してみよう。
「ねぇ、本当にネットの中ならクラゲはいない?」
心配そうなカナ。
実を言うと、ごくたま~にネットの中にハブクラゲが侵入することもあるらしい。でもリスクはネットの外よりずーっと低いはずだ。
「大丈夫大丈夫」
「じゃあ行ってくるね」
カナとレナは浮き輪を手に波打ち際に駆けていった。
カナもなんだかんだ言って海で遊びたくて仕方なかったのだ。
名護市民ビーチから21世紀の森ビーチへ向かう途中・・・
「注意!!追突事故多発」の看板でシートベルトを締めているのはなんとゴーヤー
沖縄でクジラやジュゴンの話は聞くが、この辺りでイルカも見られるのかな