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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

3.幸喜ビーチから喜瀬ビーチへ










 幸喜ビーチは綺麗だった。
 水色の穏やかな海は名護湾の一部で、奥の方に少し岩場もあるが浅瀬が広がっているように見えた。
 家族連れがぽつりぽつりいる他は、ほとんど人影がなかった。
 砂浜は白っぽいベージュで、空は晴れ、遠くにブセナテラスの煉瓦色の屋根が見えた。
 魚がどのくらいいるかは判らなかったが、シュノーケルは自由にできそうだった。
 但し、ここにはクラゲ除けのネットは無い。
 私たちが求めているのは、安全なクラゲ除けネットと、そのすぐ隣に自由にシュノーケル出きる海があるような場所だった。
 ここではシュノーケルはできるがカナが遊べない。
 目の前のビーチをひたすら歩いていけばそのうちにネットのある喜瀬ビーチに着くだろうから、そこまで行ってみよう。

 後から思えば、いったん車に戻って道路から喜瀬ビーチにアクセスすべきだった。
 でも喜瀬ビーチは喜瀬ビーチパレスのプライベートビーチだと思っていたので、たぶん名護市民ビーチ(幸喜ビーチ)と違って駐車場代を取られるはずだ。それなら名護市民ビーチの無料駐車場に車を停めて喜瀬ビーチまで歩いて行けばタダで済むとケチな考えを起こしたのがいけなかったのかもしれない。
 いや、せめて荷物を置いてきたらもう少し楽だったかもしれない。
 さらに言うならば名護市民ビーチ駐車場だって喜瀬ビーチ寄りに移転していたのだから、せめてそこからビーチを歩き出せばマシだったかも。
 でもこれも全て昨日のター滝と同じで、後から思えばの話だった。


遠くに見える白い建物が喜瀬ビーチの喜瀬ビーチパレス








途中の岩場。ここが幸喜ビーチと喜瀬ビーチの境か?
遠景に部瀬名岬のブセナテラスが見えている。


喜瀬ビーチパレス


 砂の上は歩きにくい。
 歩き出してすぐに足が疲れてきた。
 荷物も重い。肩にくい込む。
 太陽はかんかんでりで、なけなしの体力をじりじりと吸い取っていく。
 すぐ横の青い海に入れたらどんなに楽だろう。
 でも私たちは歩き続けた。
 昨日からこんなことばかりやっている。

 子どもたちからブーイングが聞こえてきた。
 ごめんねー、もうちょっとで着くと思うからさ。
 沖縄サンコーストホテルの近くではブイで区切られた遊泳用エリアがあった。でもここもブイとロープで区切ってあるだけでネットが張られているわけではない。つまりクラゲの危険は十二分にある。
 幸喜ビーチと喜瀬ビーチの境の岩場を過ぎた。
 岩場の近くでは男の子たちがマスクを付けてシュノーケルをしている。
 その向こうに喜瀬ビーチパレスの白い建物がずっと見えている。
 でもさっきも書いたように砂の上はとても歩きにくいので、いくら歩いてもなかなか近づいているようには見えない

 パパは歩幅が広いのか、どんどん行ってしまう。
 子どもたちと私はそれ以上遅れないようにするのがやっと。
 喜瀬ビーチホテルの手前に白い簡易桟橋が見えた。
 あれを迂回するだけの気力は残っていない。
 私たちは桟橋を潜った。
 ああやっと・・・やっとクラゲ除けネットが設置されているはずの喜瀬ビーチパレスに着いた。
 疲れた~。







5-4待ち受けていた罠へ続く


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