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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

5.マツダレンタカーを借りて南へ










 空港から外に出ると、各レンタカー会社のマイクロバスが待ちかまえている。
 去年、一昨年はジャパレンのロングステイキャンペーンで借りたが、今年は同様のキャンペーンをやっていなかった。
 仕方なく、我が家の日程や希望クラスで一番安そうだったマツダレンタカーで借りることにした。
 トヨタや日産同様メーカーのレンタカー会社だけど、送迎に着たマイクロバスは吃驚するほどオンボロだった。座席にあちこち煙草の焼けこげなのか穴が開いているよ。

 心配はしたものの、レンタカーオフィスと貸し出された車はまともだった。
 クーラーの利きすぎたオフィスは整頓してあり、係りの人が手続きを待っている子どもたちにパイナップルのキャンディーをくれた。

 貸し出し手続きもさくさくと進んで、最初の行き先であるおきなわワールドもレンタカーオフィスの人がカーナビに入力してくれた。
 そう、最初の行き先はおきなわワールド。
 琉球村と並び沖縄本島最大のテーマパークだが、今まで行ったことがなかった。
 いつも北部に真っ直ぐ車を走らせてしまうことと、あまりテーマパークを重視していなかったことがその理由。
 テーマパークよりも海か景色の良い場所に行きがちだったから。

 今回改めておきなわワールドを訪ねようと思ったのは、カナが春に行われた小学校の運動会でエイサーを踊ったことが大きい。
 カナはもともと歌やダンスが好きなので、エイサーを踊るにあたってエイサーに興味を持っていた。
 そんなカナに本場のエイサーを見せてあげたい。
 ちょうど私たちの滞在中に北谷で第43回 青年ふるさとエイサー祭り・第5回全国エイサーフェスティバルというイベントが行われるのだが、流石にそれを見に出かけるのはいろいろと大変そうだったので、もう少しお手軽にテーマパークのエイサーショーを見ることにした。
 テーマパークのエイサーと言えばおきなわワールドか琉球村。
 琉球村は一昨年行ったことがあるのでおきなわワールドの方を選んでみた。
 おきなわワールドのエイサーショーはスーパーエイサーと銘打って、一日4回、毎日公演。しかも太っ腹なことに入場料を払わなくても観覧できるようになっている。

 一度、名護や今帰仁のある北部に向かって車を走らせてしまえば、もう帰着日まで南部には戻ってこないかもしれない。
 だからおきなわワールドに寄るのは初日と決めていた。
 パパは那覇の牧志公設市場にも寄りたかったようだが、いろいろ考えて空港から真っ直ぐおきなわワールドを目指すことにした。
 私たちはつい2ヶ月半ほど前にオーストラリアのケアンズを訪ねた。
 沖縄もケアンズも海の中は透明で珊瑚があり熱帯魚が泳いでいるところは似ている。道ばたのさとうきび畑、羊歯の茂る亜熱帯の森やマングローブにも共通点がある。でもケアンズの中心部を離れれば恐ろしいほどの広さを感じるオーストラリアと違って、沖縄本島南部の道は、ごちゃごちゃとして狭い。そしてどこか昭和の時代で時間が停まっているような懐かしさと侘びしさがある。




 流石にメジャーな観光地だけあって、道々曲がり角には必ず「おきなわワールド」の表示板があって迷わない。
 空はよく晴れていて白い雲がぽかりぽかりと浮かんでいる。
 絵に描いたような夏の空。
 ただ、例年にも増して大気中の水蒸気が多いのか、どことなく霞んでいる。抜けるような真っ青な空ではなく、春霞のようなうすぼんやりとした水色の空。写真写りはいまひとつ。



1-6おきなわワールドへ続く


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