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海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

7.前田なんとかを探せ






 北に向かい始めてすぐにダチョウらんどの看板がある。
 ダチョウらんどは日本初のダチョウ飼育に成功したダチョウ牧場で、ダチョウの肉や卵を食べたりダチョウに乗ったりすることができるはず。
 去年大宜見村で看板を見かけてからちょっと気になっているのだが、何となくB級施設のイメージもぬぐいきれずいまひとつ真剣に行こうと思えない。
 最近牧場が移転したはずだが今帰仁村から東村へだったか東村から今帰仁村へだったか忘れてしまった。どっちだっけ。
 悩むのは先日ドライブしてまわった今帰仁村にも、ここ同様いっぱいダチョウらんどの看板が立っていたからだ。
 まあどっちでもいいけど。
 (ちなみに正解は今帰仁村から東村へ、でした)

 次に見えてきたのが花と竹の公園沖縄かぐや姫。
 国道沿いにあるので入り口がちらっと見えた。
 沖縄とかぐや姫・・・なんとなくそぐわないワードだと思うのは私だけ?
 イメージとしてのかぐや姫は、あっさりはんなり瓜実顔の京美人で、眉が濃くて目が大きく彫りの深いウチナー美らさんじゃなかったもので。
 沖縄かぐや姫は花畑のあるただの公園ではなく、バンガローなどの宿泊施設も備えた体験学習の場であるようだった。
 場所はえらい辺鄙だけど、時間があったら次回は寄ってみたいかも。





 「お昼どうしようか」
 11時過ぎという微妙に半端な時間帯。
 このまま名護に戻るのも詰まらない。どこか適当なところでご飯を食べたい気がする。
 「いや、まだそんなにお腹空いてないかな」とパパ。「でも何かあてがあるの?」
 ちょっと考えているのは、去年ヤンバルクイナ騒動で大宜見村をうろうろしたとき、通りすがりに見かけて気になっていた店。
 「確か名前は・・・前田なんとか。前田そばとか、前田亭とか、そんな名前だったよ。ほら、目立つ店じゃないんだけど海沿いの国道沿いで、やたらと店の前に車がいっぱい停まっていたの。ずいぶん人気があるんだなと思ったもの」
 「ああそういえば」
 「もしその店が見つからなかったら、去年と同じ道の駅おおぎみの食堂で食べたっていいし」
 「そうだね。そうしようか」
 本島を横断する国道はほとんど湖のような塩屋湾にぶつかって二手に分かれる。
 カーナビは名護への近道の南側の道を示したが、その前田なんとかの店の場所がよく判らなかったので私たちは北側の道へ入った。
 確か前田なんとかは塩屋湾より北じゃなかったかなぁ・・・。

 しかし走れども走れども前田なんとかは見つからない。
 道の駅おおぎみを通り過ぎる。
 おっかしいな。道の駅よりは南だった気がするな。それにコンビニが近くにあったんだよ。カナがトイレに行きたいって言うからそのコンビニに立ち寄ったんだもの。

 さらに走れども前田なんとかは見つからない。
 ついに視界に赤丸岬の白いビーチが見えてきてしまった。
 赤丸岬にはJALプライベートリゾートオクマと米軍基地がある。
 これは何でも行きすぎだ。
 ということは前田なんとかは塩屋湾より南だったんだ。

 Uターンして南へ戻り、通りがかりだからと道の駅おおぎみに立ち寄った。
 大宜見村の道の駅おおぎみは何故かカモを飼っている。
 道を渡ったところにあるビーチを覗き込むと、砂浜にカモたちの足跡が沢山ついているかもしれない。
 去年、カモを発見したときは面白かったな。
 子どもたちは一斉にカモを追いかけ回して、それから道の駅の職員さんが餌をあげるのを手伝わせてくれたっけ。
 「今年もカモを見てくる?」
 「いや、カモはもういいから」とパパ。




7-8道の駅大宜見へ続く


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