海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

1.本日の予定は?

　「沖縄の海が綺麗なのは、生臭い臭いがしないのは、こうしてカニやヤドカリや珊瑚が綺麗にしてくれているからなんだよ」
　ガイドのRyuさんがそう言った。
　沖縄の海を守るために、やんばるの森を守るために、そのために少しでも私たちにできることは何なのか。
　潮騒の音が聞こえる浜辺は満天の星だった。

五日目　2006年7月20日(木)

　朝の名護湾を撮影するのが日課になっている。
　夕日とあわせてそれだけでアルバムが一冊できそうだ。
　夜8時からお願いしている自然体験モンパの木のツアーをのぞけば、今日はまだ何も予定を立てていない。
　パパが絵はがきを書いているカナに言った。
　「カナ、押し花を作りに行かないか?」
　「行く行く」
　カナは工作のたぐいが大好き。それにちょうど沖縄旅行の前から押し花に興味を持っていた。
　ナゴパラダイスで押し花体験をさせてくれるはず。
　それから名護城跡の公園で少し子どもたちを遊ばせて、オリオンビール工場見学・・・今日の予定はそんなところにしよう。

　名護周辺には500円程度で入れるちょっとしたテーマパーク的施設がいくつかある。
　一番有名なのはパイナップル型のカートで園内を巡りパイナップル食べ放題、パインのワイン飲み放題のナゴパイナップルパークだが、実は私がパイナップルがあまり好きではないのでまだ行っていない。
　他に去年行ったOKINAWAフルーツランド、伊豆味のやんばる亜熱帯園なんかがある。
　ナゴパラダイスも同等の施設だが、場所は西海岸リゾート寄りの許田の近くだ。
　花や香りのテーマパークということで、園内には亜熱帯の植物が花や実を付け、押し花やハーブドレッシング作りの体験ができるようになっている。
　女性客をターゲットにしている感じだ。