子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 子連れ沖縄旅行記2 > 3-4ゴーヤー茶って苦くない

海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

4.ゴーヤー茶って苦くない






 ゴーヤーと言えば今やすっかり市民権を得て、全国のスーパーマーケットでも普通に売られているが、20年ぐらい前はかなり珍しい野菜だった。
 元々はインドやアフリカ原産。16~17世紀に中国から沖縄に伝わって栽培されたとされる。
 1713年に書かれた琉球国由来記という書物に苦瓜の名で登場することから、それ以前には沖縄に入ってきていたということだ。
 一昨年、うちの庭でも栽培してみたが、実が大きく育たないうちにみんな黄色く色づいて破裂してしまい、ひとつも食べられる状態にならなかった。
 このハウスには他にもパパイヤや蛇のようなヘビウリなど植えられていた。

 ハウスを抜けると売店。
 ここはゴーヤー茶の工場でもあるので、さっそく冷えたゴーヤー茶の試飲を勧められる。
 綺麗な琉球ガラスに入れてくれる。
 見た目は普通の麦茶か何かのようだ。
 「飲みやすいですよー」
 ほ、ほんとに?
 ゴーヤーと言えばゴーヤーチャンプルーのあの苦い味。
 当然ゴーヤー茶も苦いのではないか?
 意外や意外。本当に全然苦くなかった。普通のお茶の味だ。
 「どうですか?」
 「苦くないんですね」
 「ハイ、苦くありませんよ」
 確かにこの味で、しかもゴーヤーの栄養分がぎっしり詰まっていると思えばなかなか良品かもしれない。
 でも買わなかった(ごめんなさい)。
 そのかわり、生の新鮮なゴーヤーを一本と、ゴーヤーと黒糖を使ったお菓子を一袋買った。


■左 ヘビウリ。本当にこのくねり具合がヘビっぽい  ■右 何故かパパイヤもなっている




ゴーヤー茶を試飲できる。全然苦くないのは意外だった。



 ゴーヤーパークで一番印象に残ったのは見学コースではなくて、駐車場の手前の屋根の下で従業員のみなさんがひたすらゴーヤーを半分にカットしていた姿だ。
 扇風機はつけてあったけど、屋外でクーラーもない場所で、ただただひたすら包丁を手に作業に勤しんでいる。
 暑いのにご苦労様です。
 プラスチックのコンテナから山盛りはみ出したもぎたてのゴーヤーの緑とともに、忘れられない景色。








3-5嵐山のパイナップル畑へ続く


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