海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

11.名護のスーパーマーケット

　ウィンベル沖縄名護コーラルビューから一番近いスーパーは「タウンプラザかねひで」。
　去年初めて行ったときは豆腐売場と魚売場でカルチャーショックを受けた。
　内地と同様パックされた豆腐は普通なんだけど、それ以外に出来立て豆腐のコーナーがあり、巨大な島豆腐やゆるゆるのゆし豆腐なんかが熱々で売っている。
　魚コーナーはやっぱり南国カラーの妙な名前の魚が並んでいたりして面白い。
　しかし何より驚いたのは、円だけでなく米ドルが使えること。
　こんなちょっとしたことが、沖縄の基地問題を身近に考えるきっかけになったりする。
　かねひでは昨日も行ったので、今日は別の所に行ってみることにした。
　最初はオリオンビール工場に近い東江ショッピングタウン・サンエーに車を走らせたが、駐車場の入り口がよく判らなかったので、結局車をバイパスの58号線へ走らせた。
　この道沿いには広い敷地を持つ大型スーパーが何軒も建ち並んでいる。
　ここにもサンエーがある。マックスバリュとジャスコも。
　マックスバリュに入った。
　24時間営業のマックスバリュは、外観の雰囲気やロゴが何となく海外のスーパーマーケット風だが、ジャスコと同じイオングループ。
　石垣島の鰹が美味しそうだったので刺身を買った。
　それからレナのためにさーたーあんだぎーの詰め合わせ、黒糖菓子のタンナファクル、まだ温かいゆし豆腐。
　かつお節はみー節。
　みー節とうー節とあって、みーは腹、うーは背の削り節。もちろん脂が乗っているのは腹だから、濃い味ならみー節がいいらしい。
　お米も買いたかったが、店頭に並んでいるものは本州産の米ばかり。あふそ米とか無いのかな。
　仕方ないのでお米は東江に戻ってマンション前の薬屋で買うことにした。
　同じ本州の米なら、ここは目の前で精米してくれる。

　日没は午後7時20分頃。
　この時間には既にアルコール片手に沖縄らしい料理を皿に載せてつまんでいるのが幸せ。
　8月末には海に落ちていた夕日が一ヶ月違うだけで山の陰に沈んでいく。
　刻一刻と移り変わる空の色を眺めながら、明日もいい天気かなと考えた。