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美ら国訪ねて
*子連れ沖縄旅行記*

18.ネオパーク国際種保存研究センター



 ゾウガメ牧場を出ると次はオセアニアコーナー。
 あっ、ワラビーだ。
 カンガルーの小型種、ワラビーがぽんぽんと跳ねている。
 木にはたわわにフルーツならぬフルーツバットがぶら下がっている。
 フルーツバットとは果物を食べるオオコウモリのこと。
 オーストラリアポートダグラスに泊まっていたときは、部屋の窓から夕方になるとよく飛んでいる姿を目撃した。
 つんつんとモヒカン頭の鳩や、クジャクもうろうろしている。
 子供たちはここでもクジャクに餌をやり続けた。


よく見えないと思いますが、木の枝には大コウモリがたわわにぶるさがってます。 ワラビーは臆病者。すぐ逃げちゃう。


 オセアニアコーナーの先に真新しい建物が建っていた。
 ネオパーク国際種保存研究センターだ。
 パパが、「前に来たときはこんなのなかったよね?」と言う。
 どうだっけ。
 前回はカナもまだ小さかったのでゾウガメ牧場にも行かなかったし、あまり記憶に残っていない。
 入り口で履き物を専用のサンダルに履き替えるようになっている。
 病院か研究所のような雰囲気だ。
 ここは希少な動物の繁殖や園内で生まれた赤ちゃんを育てることなどを目的としている。
 目の上の白いラインが面白いのはインカアジサシ。
 振り返った顔がとぼけていて癒し系なのはアオツラカツオドリ。
 しかしひとつずつ区切られた部屋の三つに一つは空室だ。そこにいるべき生物の名前を記した札は下がっているのに部屋の中には何もいない。自然環境に近づけようと各部屋に植えられた植物や、たった今まで使われていたような餌台もあるのに。
 カナが足を止めた。
 「ヤンバルクイナの部屋だ!」
 ヤンバルクイナは沖縄本島北部にしか生息していない珍しい鳥だ。国の天然記念物にも指定されている。
 イリオモテヤマネコと並び、沖縄では最も名前の売れている生き物のひとつだ。
 ところがこの部屋ももぬけの空だ。
 どうしたことだろう・・・。


とげとげでも顔は可愛いハリモグラ。 くるりんとなった白い模様が印象的。インカアジサシ。
とぼけた顔が好きだわ、アオツラカツオドリ。 二匹並んで同じポーズ、シロビタイレムール




6-19.カナとヤンバルクイナへ続く


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