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美ら国訪ねて
*子連れ沖縄旅行記*

6.オオゴマダラにたかられる



 次の温室は蝶ゾーン。
 日本最大の蝶、オオゴマダラが飼われている。
 入って直ぐの左にある低木に、ほとんど白に近い生成り色に、黒い筋と文様のある大きな蝶が沢山たかっている。
 それほど派手な蝶ではない。
 でも蛾かと見紛うほどに大きいので最初はちょっと怖い。

 しばらく立っていると、やがて蝶の方から寄ってきた。
 オオゴマダラは赤い色が好きで、赤いところに寄ってくると知ったのは、フルーツランドを出てからだった。
 このときは、最初は子供たちの帽子の縁に寄ってきた。ピンク色だったから。
 次に私の服に寄ってきた。水色とベージュ系のワンピースを着ていたが、柄が花柄だったのがお気に召したらしい。
 そのうちに何故か私の手足に群がりだした。
 ひぇ~。
 なんで?
 肩とか腕とか。
 他の観光客にも吃驚されるぐらい次々と私にばかり寄ってくる。

 レナが羨ましそうに見ていたので、一匹腕から外して手渡してやった。
 手の平に蝶を乗せて、レナ、とても嬉しそう。





 カナは例によってびくびくモード。
 興味はあるのだが、寄ってくると後ずさる。
 それでも髪の毛にとまってくれたときは、リボンみたいと大喜び。

 オオゴマダラの幼虫は毒草を食べる。
 キョウチクトウ科のホウライカガミという植物だ。
 この草の毒を体内に取り込むことにより、他の動物に襲われないようにするという自衛の手段だと言う。
 そのせいでもないだろうが、なんとオオゴマダラのさなぎは、吃驚するような色をしている。
 金色なのだ。
 園内ではそれが見物できるように、ロープを渡してぎっしりとさなぎの付いた葉をクリップで留めてある。
 この強烈な色は、オオゴマダラ本体の色ではなく、中に詰まっている液体の色らしい。
 ところどころ既に羽化した後の抜け殻も混じっていて、こちらは既に金色の名残も無い。

 蝶ゾーンの温室内はひたすら暑く蒸していて、パパなどさっさと出てしまったが、蝶と遊ぶのに夢中になった子供たちはなかなか先へ進もうとしなかった。


さなぎの付いた葉っぱをクリップで留めてある このとおり、本当に黄金色
でも、さなぎから蝶が生まれると、黄金色の液も無くなる カナはおそるおそる・・・でも最後は蝶のリボンを体験




6-7.南国カラーの鳥たちへ続く


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