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◆◇奥日光湯元温泉◇◆雪と湯煙と苺の旅 1-4


4.苺で満腹、苺狩り

 お参りを済ませて戻ると、ちょうどよい時間だった。
 受付には20組ぐらいが集められていて、名前を呼ばれた後、農場へ案内される。
 菜の花畑の間を歩いて、道向かいのビニールハウスに連れて行かれた。
 ビニールハウス一棟あたり、5組ぐらいの家族が割り当てられた。
 毎年来ているからそんなに焦らない。
 制限時間は30分だが、真面目に30分も食べ続けられないのだ。
 苺は採るのも簡単だしむいたり洗ったりしなくても食べられるから、時間のロスが無くてあっという間にお腹いっぱいになるのだ。
 のんびり食べたって大丈夫。
 一緒に入った家族連れは「早く早く、うわぁ、大きい、甘い」と興奮気味。

 子供の頃、静岡で食べた苺はすっぱかった。
 ビニールハウスに入るときに、紙コップに少しだけコンデンスミルクを渡されるんだけど、それをつけ終わってしまうと酸味の苦手な私はほとんど食べられなかった。
 それと比べると、栃木の栃乙女は本当に甘い。
 病み上がりには寒空の下のスキーよりも、苺狩りでビタミンCでしょ、と言って、そういえば前にもこんなことがあったと思い出した。

 あれはちょうど二年前。
 榛名湖と伊香保に泊まったときだ。
 かたしな高原スキー場で様子がおかしかったカナは、夜、伊香保の旅館で熱を出した。
 熱が引いた後、赤城で苺狩りをした。やっぱり風邪の後はビタミンCでしょとかなんとか言いながら(榛名湖日記5参照)。


苺狩りのビニールハウスは菜の花畑の向こうに 寒い~と、パパに手を引かれてレナ


 「見て見て、レナのおっきーい」
 レナは見つけるとやおらかじりつくタイプ。
 「こっちの方が赤いよ」
 カナはカップに集めてから食べるタイプ。
 受粉のために放し飼いになっている蜂がちょっと怖いが、カナもレナも夢中で苺を食べ続けた。

 結局いつも、もう時間ですなんて言われることもなく、みんなお腹がいっぱいになって自主的にビニールハウスを出るのだった。 


おひとつ如何ですか? もうお腹いっぱい





1-5.いろは坂登って中禅寺湖へ続く


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