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鳴子温泉巡り旅

2.撤収と連結






 おにぎりとソーセージを焼いて、焼き上がったところで遠慮がちにトレーラーをノックしてみた。
 子どもたちが寝ている方から入らせてもらおうと思ったら、まだ鍵が掛かっていたので意を決してくららさんたちが寝ている寝室側のドアを叩いた。
 「焼きおにぎり、できましたよ~」
 「はーい」とくららさんの声。
 それから三々五々、子どもたちも起きてきた。
 デビさんはタープのところでぺろりとおにぎりを食べてくれて、残りは私がトレーラーに運んだ。
 二泊三日、すっかりくららさんちのトレーラーにお世話になってしまったうちの娘たちは、図々しくも自分の家のようにくつろいでいる。
 まりなちゃんが、まだもうちょっと一緒に遊べるんだよね?と私の顔を見た。





 朝食が全て終わったところで、いよいよドーム型の巨大タープを撤収することになった。
 大柄なデビさんがタープの骨の部分を折り曲げていく。へー、このタイプはこうやって畳むんだ。
 「パパ、こういう形のタープって何て言うの? ドームタープ?」
 「宴会場」
 「へ?」
 「だってそう呼んでいたぞ、くららさんたち」
 ・・・そうか、宴会場か。
 いやいやこの宴会場にも世話になった。広いし、雨風は凌げるし、暖かいし。
 うちがいつも使う、普通の長方形シートのタープじゃとてもこんな天気のキャンプで快適には過ごせなかった。
 本当に今回のキャンプはくららさんちがいなかったらどうなっていたことやら。


左がくららさんちのハマーで右がやっぱりくららさんちの宴会場(ドームテント)



 最後の作業はハマーとトレーラーの連結。
 これがまた凄い。
 デビさんは馴れた運転でハマーをぴたりと定位置に合わせ、それからがちゃんがちゃんと大きな部品を繋いでいった。
 何だかもう、手動合体ロボットものって感じ(なにそれ)。
 すごい迫力だぁ。
 最後に黄色い巨大ブロックのようなものを仕舞っていたので、何ですかそれ、と聞いてみると、高さ調節するためのものですと教えてくれた。
 そうか、トレーラーだってテントと同じで傾いていると寝るとき落ち着かないものねぇ。

 それにしても結局、今回も最初から最後まで吹上高原は晴れなかった。
 宮城県に入ったばかりの頃は青空ものぞいていたのになぁ。
 このキャンプ場、晴れ渡ったらどんな景色なんだろう。
 いつか見てみたい。



4-3自遊人無料パスポートの誘惑へ続く


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