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◆◇桜の古都巡り◇◆
奈良観光旅行記

19.寧楽菓子司 中西与三郎








ならまちの通りはこんな雰囲気



 餅飯殿商店街のアーケードを抜けると十字路になっていてちょっと広い通りが横切っていた。
 そこをそのまま渡って直進すると刀菊一文字という刃物屋があり、その隣が寧楽菓子司 中西与三郎という個人名みたいな名前の甘味処。白い暖簾がたなびいている。
 ガイドブックには「なかにし」という名前で記載されていたが、改名したらしい。この店もレナのリストに入っていたのでここで一休みすることにした。
 結構距離を歩いたので土踏まずが痛い。





 菓子司 中西与三郎もまた江戸時代からそのまま使っているような歴史を感じさせる町屋造りの建物で、飾られた小物のひとつひとつも凝っている。
 時間が中途半端だったためか畳敷きに机と椅子を置いたどことなく和洋折衷感の漂う店内は誰もおらず、一番奥の窓側の席に陣取った。
 窓から見える景色は小さな長方形の中庭で、松があり石灯籠と井戸が見える。
 カナは奈良町だんごのセット、レナはわらびもちのセット、私は季節の生菓子セットを注文した。私のセットに付いてくる生菓子はカウンターで選べると言うのでショーウィンドーを見に行った。煌々と明るいケーキ屋ではよくあるシステムだが、ここのように間接照明で薄暗く設定してある完全に和風の甘味処でセットのお菓子をガラスケースから選ぶのはなかなか珍しい。





 渋めながらいろいろな色合いの和菓子を眺めて、やはり奈良には桜を見に来たのだからと「奈良の八重桜」という生菓子を選んだ。正方形の薄い求肥をピンクと白と交互に重ねて一番上に桜の塩漬けを乗せた品の良い和菓子だ。

 カナも美味しいよねぇと言って串団子を食べていたので、ならまちがつまらないなんて来る前は言っていたけどそうでもないじゃんと茶化してみた。
 結構楽しんでるじゃない。





2-20Jubeeと、とんぼ玉 空-歩へ続く


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