23.ハウステンボス到着
黄色い車体のシャトルバスはほぼ時刻通りに出発した。
行きのルートを逆にたどる。
旧オランダ村跡地を過ぎ、渦潮やパールラインを過ぎ、傾いてきた日差しを浴びたのどかな風景の中を走り続け、5時半ちょっと前にはハウステンボスの駐車場に戻ってきていた。
確かに右手に進むとHUIS TEN
BOSCHと壁面に文字が貼られたやはり煉瓦色の建物が見えた。
アーチ型のくり抜きにはARRIVAL入口の文字も。
宮殿に比べたら低層だし何より宮殿より何と言うか少し高級感に欠けるような作り。
アーチを潜って中に入ると、さらに左に進むよう青い看板が天井から下がっていた。
そこにはチケットブースがあったので、とりあえず三人分のムーンライト入場券を購入。クレジットカードで支払おうかと思ったが、Edyが使えたのでEdyで払った。
チケットブースを過ぎると、そのままゲートへと道が続いている。
既に時刻も時刻なので入口はがらがらだ。
入国ゲートもかなり小さくて、
TDRの巨大でシステマティックな入国ゲートを見慣れている自分には、こんなに規模が小さくて混雑時にスムースな入場ができるのだろうかと心配になるくらいだ。
ゲートの向こうでオランダの王子様風のキャラクターが愛想を振りまいている。
ハウステンボスのゲートの中で、まず待っていたのは花壇だった。
それから橋を渡り、何故かドラゴンクエスト展とテディベアを展示しているテディベアキングダムのある建物の中を通過し、やっと風車の回るいかにもオランダ風の景色に辿りつくことができる。