◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス
餌を食べるバクの囲いを過ぎると、いよいよ長崎バイオパーク一番の有名どころ、カピバラの池に着く。
しかしなんとここでも強風にしてやられる。
「ご自由にお入りください」と書かれた入り口には、その上から「強風で危険なため、入場できません。申し訳ありません」というパウチが紐でくくりつけられている。
カピバラがぁ~。
カピバラがぁ~。
(注)これはカピバラじゃありません。
カピバラの手前のコーナーにいるブラジルバクです。
檻の入り口でため息をついた私たちに気付いたのか、カピバラの池で作業していた飼育員のお兄さんがやってきてくれた。
「今は入れないんだけど、カピバラを連れて来てあげるよ」
連れてくる?
お兄さんは檻の入り口からかなり離れたところにある餌箱らしい木の箱に近づいた。
すると、向かいの日影で休んでいたカピバラたちがのろいしぐさでわらわらとお兄さんに近づきだした。
お兄さんは金属のボウルに餌を入れて、カピバラを誘導し始めた。
しかしのんびりしたカピバラの中で、お兄さんの誘導についてきてくれたのは一匹だけ。
それでもお兄さんは辛抱強くその一匹を私たちのいる檻の入り口まで連れて来てくれた。
「どうぞ」
檻のドアを開けた。
おそるおそる入場するカナとレナ。
餌をやってごらんと言われて餌やりを手伝わせてもらう。
子どもくらいのサイズのある大きなカピバラは、本当に大人しくちょこんと座っている。
ちょうど私たちのすぐ後に来た子連れ家族の男の子二人も、それを羨ましそうに見ていたが、お兄さんにどうぞと言われるとしり込みして首を横に振っていた。
強風で中に入れなかった時に気を使ってくれた飼育員のお兄さんには大感謝だ。
餌やります。ちなみに手にDS持っているのは本人たちのカメラ代わり(動物撮影用)です。