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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

12.西海パールラインと渦潮













 シャトルバスの運転手はひと通りバイオパークの説明を終えると、今度は車窓の景色のガイドを始めた。
 日本三大急潮と呼ばれる伊ノ浦瀬戸の渦潮とか、波の静かな大村湾を琴の湖(海)と呼ぶとか。
 そうそうこの期に及んで私は長崎バイオパークのある場所を知らなかったのだ。
 ハウステンボスから送迎バスを出しているくらいなのだから、ハウステンボスに近い場所にあるに違いない。方角的には佐世保の中心地の方かなとか。
 なにしろガイドブックに付いてきた取り外し式の長崎全図マップにはバイオパークが記されてなかったもので(よく見たら裏面の長崎の教会堂&巡礼地マップには掲載されていた。なんでだ?)。
 しかしシャトルバスの運転手ががパールラインを通りますとマイクで流した時点で変だなと思った。
 いったいどこに向かっているんだろう。
 ちゃんと場所を調べたのは旅行後のことだった。
 長崎バイオパークは佐世保市じゃなくて西海市。
 そうは言っても長崎の地名に疎い自分にはまだピンとこない。
 えーとつまり、今朝長崎市から電車で巨大湖とも言える大村湾の東岸を北上してほぼ湾の北端にあるハウステンボス駅についたわけなんだけど、今度はバスで大村湾の西岸を南下して、長崎市に向かって1/3ぐらい戻った感じ。
 時間や交通手段を考えてもこの行程に無理はないんだけど、地図で移動した場所を追ってみると、なんでこんなに意味のない遠回りしてるんだ?と思わなくもない。

 西海市にはそもそも鉄道というものが走っていない。
 長崎バイオパークに行くにはどちらにせよ長崎市か佐世保市から車かバスを利用するしかない。
 そう考えると、妙に距離のあるハウステンボスからシャトルバスを走らせていることに意味があるのだろう。長崎バイオパークはハウステンボスの関連会社でもあることだし。


渦潮・・・になっているかどうかは微妙だけど、潮の流れがぶつかっているのははっきりとわかる。



 レナはシャトルバスに乗ってすぐに寝てしまった。
 カナはだいたい起きているのだが、何故か到着少し前になって今更という時間に寝ることが多い。
 車窓の景色は時々雲の切れ間から日差しがのぞくものの、ほぼ曇り。但し雨はやんでいた。
 あれ? ミニハウステンボス?と思う街並みが見えたと思ったが、それはどうもハウステンボスの前身である長崎オランダ村だったようだ。
 長崎オランダ村閉園後は一時キャスビレッジというフード系テーマパークとして営業されたようだがその後倒産し、現在は一部が行政施設として使われているそうだ。

 オランダ村跡地を過ぎると、すぐに長崎バイオパークだ。
 しかしこのバイオパークでまた予想外のトラブルが起きようとは。


西海パールラインの景色と旧オランダ村




3-13長崎バイオパークへ続く


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