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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

11.ハウステンボスからバイオパークへ






 出発時間5分前になったので黄色い車体のシャトルバスの前までやってきた。
 運転手は名前を訪ねて名簿にチェックすると、私たちを乗せてすぐに発車した。
 ハウステンボスと長崎バイオパークを一日三往復のシャトルバス、本日のバイオパーク行き最終便にホテルローレライから乗車するのは私たち家族だけのようだった。







 シャトルバスはホテルローレライを出発し、ハウステンボス入り口を経由してから長崎バイオパークに向かう。
 ホテルローレライはハウステンボス駅構内を通過すればハウステンボスまで橋を渡ってすぐなのだが、車の場合は大回りしないとならないらしく、国道507号線を数百メートル北上して川を渡り、それからまた戻るような道筋だった。
 ハウステンボスの駐車場入り口があると、シャトルバスはそのまま中に入り、建物の前にある黄色いバス停の標識柱の前でいったん停止した。

 ハウステンボスの停留所では誰も乗ってこなかった。ほぼ時間調整のようなものだった。
 時間になるとシャトルバスは発車して、今度こそ長崎バイオパークへ向けて走り出した。

 シャトルバスの運転手は長崎バイオパークの紹介と途中のガイドも兼ねているのか、運行途中淡々とバイオパークの規模や動物の様子について説明を始めた。
 本当に淡々と。
 ノリとかめりはりというものが一切ないので、聞き逃しがちになるが、2月に生まれたばかりの赤ちゃんカピバラもいると聞こえた時にはテンションも上がった。


シャトルバスはホテルローレライから川を渡って、ハウステンボス入り口で停車し、後はノンストップで長崎バイオパークへ向かう。
雲の暮れ間から時々青空がのぞく。



 さて、長崎バイオパークなのだが、最初はまったく候補に入れていなかったし、そもそも名前も知らなかったのである。
 長崎にある動物園?
 長崎まで行って動物園に行かなくてもねぇ。
 ガイドブックでの扱いもすごく小さかった。長崎中心部から少し足を伸ばしてというほぼ枠外のコーナーにごく小さな紹介があったきりだ。
 それが急浮上したのは、とにかくハウステンボスに入園するには半端な余り時間の調整と、ハウステンボス駅=ホテルローレライから無料シャトルバスが出ているという情報によるものだった。
 他にも時間調整には、佐世保の中心に出て佐世保バーガーを楽しむとか、西海パールシーリゾートに行って島めぐりをしたり水族館に行ったりするとか、佐世保で軍艦を見学するとか、いろいろ案はあったのだが、子どもたちに相談したら一も二も無く「動物園」と言ったので。
 この年で動物園もなかろうと思っていたのは間違いだったようだ。
 バイオパークの公式ウェブサイトを見れば、なかなかどうして特徴のある動物園のようだった。
 いわゆる一斉風靡した北海道の旭山動物園のような(旭山動物園は一昨年行った。ついに旅行記を完成させられなかったのは申し訳ない)。

 まず長崎バイオパークの一番の売りは、ここまで動物たちと触れ合える、触ったり餌をやったりできる動物園は他に無いということ。
 そしてもう一つは、カピバラがすごいということ。
 カピバラは最近キャラクターグッズになっているので私も名前だけは知っているが、世界最大のげっ歯類。つまり巨大ネズミのような生物。
 公式ウェブサイトにそのカピバラが露天風呂に入ると言う動画がアップされていたのだが、子どもたちとこれを見ていたら、最初はどこが露天風呂?という単にお湯が出ているだけのところに一匹、二匹とじわじわと動きの遅いカピバラが集まってきて、最後にお湯が溜まりきったところでは集団で入浴していると言う間の抜けた妙に癒し系の内容。もう大受けだった。これを見たらぜひともバイオパークに行かねばと思うだろう。


バイオパークに向かう途中で見た三本の煙突?




3-12西海パールラインと渦潮へ続く


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