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長崎旅行記*小浜温泉湯祭りとハウステンボス
> 3-6浦上天主堂
◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス
6.浦上天主堂
平和祈念公園の東側の出口から出たところは、いかにも裏通りという路地だった。
一本隣の通りへ移動すると、そこは比較的広い通く商店の並ぶ浦上天主堂通りだった。
もう道の正面に煉瓦色をした双子の屋根を持つ浦上天主堂が見えている。
ここは隠れキリシタンの歴史と、原爆投下で破壊された歴史と、そして現在は日本最大規模のカトリック教会であるという顔を持つ。
高校生の時の修学旅行でも確かにここを訪ねた記憶がある。
近づいていくと、浦上天主堂通りはほぼ平らだったが、建物は斜面に建てられ、入り口は急坂となっていた。
ここを昇るときにものすごい突風が吹いてきた。
吹き飛ばされるかのような強風で、坂の下の横断歩道で小学生たちが悲鳴をあげたほどだった。
突風にあおられる子供たち
風はすぐにやんでまた穏やかになった。
煉瓦敷きの坂道を、修道服を着たシスターが二人、連れだって降りてきた。
すれ違うようにしてカーブした坂道を昇る。
小高い浦上天主堂の坂道からは、長崎カトリック神学校の青緑色の屋根がよく見える。
坂道を昇っていくのは私たち観光客だけではなかった。
背広姿の男性や、近隣の住民とおぼしき方々、もしやと思い中をうかがうと、どうやらミサの真っ最中。
浦上天主堂は観光地と思われがちだが、もちろんそれ以前に現在もカトリックの教会なのだ。
ミサの間でも天主堂内に入れてもらうことはできる。
私語や撮影は禁止。
そっと入り、一番後方の通路を左から右へ移動できるだけ。
教会内にはオルガンの音が響き、讃美歌がうたわれていた。
キリスト教に免疫のない子どもたちはぎょっとしたようだが、カトリックの一貫校出身の私には懐かしさを覚える雰囲気だった。
私は信者ではないが、この空気はよく知っている。
高校生の時も浦上天主堂の前で写真を撮ったことを覚えている
3-7原爆落下中心地
へ続く
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