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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

29.ホテルアマンディの送迎バスはどこに来るのか






 雨は傘なしでも何とかなる程度だったが、ホテルアマンディ行きのバスの時間もあるし、7時過ぎには夕食を切り上げて出島電停に向かった。
 稲佐山温泉ホテルアマンディ行きの送迎バスは、毎時5分と30分に長崎駅の交番前から発車する。
 長崎駅まで路面電車で移動して、荷物をロッカーから出して、余裕を持って7時30分の送迎バスに乗りたい。

 路面電車はすぐに来た。
 出島から長崎駅までは乗り換えなしの一本。ちょうど今朝の逆ルートだ。
 コインロッカーから重たい荷物を出して交番前に移動する。
 朝のうちに交番の位置を確認しておいて良かった。
 しかしここ、もちろんアマンディ行きのバス停を示すポールや張り紙など何かがあるわけでもなく、しかも交番前なのでこんなところで立っていると不審者に思われないかと不安になる。
 そうやって考えていると、そもそも交番前にホテルの送迎車両を停めるとかっていうの、変じゃない? 本当に間違っていたりしないんだろうか。

 もう一度、今朝観光協会で貰ったホテルアマンディのリーフレットを確認する。
 確かに「長崎駅発(交番前)」とある。
 不安を抱えながら交番前をうろうろとしていると、男女数人の若者グループがやはり交番前でどさりと荷物を置いた。
 そして、ここでいいんだよね? 電話してみようかなどと話し始めた。

 同じ行き先かな?
 ちょっとホッとする。
 そろそろ時刻は問題の8時半・・・。




長崎駅



 いや、もう8時半を過ぎたところだ。
 念のため子どもたちに交番前で待たせて、自分はもう少し駅寄りの場所を見て来ようと思った。
 カナにはもしアマンディ行きのバスが来たら、乗りながら親が来るから待たせてと言い捨て、小走りで駅の方へと行ってみる。
 それらしいバスは見当たらない。
 そのままUターンして交番前まで戻る途中、何やら目立つ色のミニバンを見た。
 まさかと思い車体の文字を確認すると、飾り文字の「A」が大きな「Amandi」。
 そのミニバンはゆっくりと歩道を離れて車道に出ようとしている。
 慌てて手を挙げて停めた。と同時に大声で子どもたちを呼ぶ。
 心臓をバクバクさせながらミニバンに乗り込んだ。


長崎駅前の交番



 ちょっとー。
 この車が停まっていたの、交番前とは言えないじゃない。交番は角のところにあって、ミニバンは角の手前、交番より少し駅寄りに停まってたよ。交番前って言ったら交番の正面の道路に停めるでしょ。気がつくのが数秒遅れてたらアウトだったよ。

 本当に交番の前にいたグループはアマンディ行きだったのかどうか判らなかったが、とにかく私が落ち着いた時には送迎バスはもう長崎駅を離れていた。
 車内には既に数人の年配客が乗っていた。
 運転手は無言のままハンドルを左に切ると、踏切を渡って山を昇り始めた。


アマンディの送迎バスの中




2-30窓の外は地上の星の海へ続く


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