◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス
第二ゲートからの入場の場合、ひたすら斜面を降りていけばいいのだから楽だ。
池の先で道が二手に分かれていたが、適当に右の階段を降りた。
すると植え込みの向こう、小さな広場で鹿鳴館風ドレスを着て写真を撮っている人たちが見えた。
これは旧長崎地方裁判所長官舎内で、30分500円で貸してもらえるドレスらしい。
館内で馬鹿高い金額で強制的にプロのカメラマンが撮影するのでなく、リーズナブルに衣装だけ貸しだしてくれて、園内で自由に撮影してよいというのはなかなか気が利いている。
しかしカナとレナに聞いたら「絶対いやだ」だって。
遠目ですが、鹿鳴館風ドレスで写真を撮りあっている女の子たち
更に石畳の坂道を下ると、その衣装貸し出しを行っている旧長崎地方裁判所長官舎と、その向かいに旧ウォーカー邸がある。
イングランド出身でウォーカー商会を設立したウォーカー一族の邸宅で、昭和49年にグラバー園に移築されたもの。
ロバート・ネール・ウォーカーの息子ウィルソンは、トマス・グラバーとともに今のキリンビールの前身であるジャパン・ブルワリ・カンパニーを設立するなど、やはりグラバー一族と深い係わりがある。
邸宅の中には当時の家具や調度品が並び、バルコニーからの眺めも洒落ている。