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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

11.出島













 入り口を入ると、真正面に道が延びていて、その左右に復元された建物が並んでいる。
 どの建物も白壁や瓦屋根は日本風であるけれど、瑪瑙の緑に塗られた二階のテラスや階段の手すりが意匠も含めてレトロな欧風だ。
 まず手前左手の一番船船頭部屋に入ってみた。二階建てだ。
 一階が倉庫、二階が居住施設で、オランダ人の船長が滞在する時に使われていたという。
 船長は出島で寝起きしたが、船員たちは船で寝起きしたそうだ。
 船長の部屋は障子や畳や衝立や長持は和風ながら、幾何学模様をパターンプリントした壁紙や木製のベッド、テーブル、調度品などは、当時バタヴィア(ジャカルタ)で作られたものと説明ボードに記されていたが、やはりヨーロッパ由来のデザインで、この両方が調和している室内は不思議な感じだ。
 部屋の中に鳥かごがあって、モニターで流される当時の様子のアニメーションにもその鳥かごが出てくる。


砂糖などオランダの船が運んできた輸入品を量るために使われた分銅秤





復元された倉庫


一番船 船頭部屋の二階へ上がる階段。なお、一階は倉庫、二階は居住施設として使われていた。


オランダ商館員の部屋の調度品






 船頭部屋の先は、一番蔵、二番蔵、三番蔵と蔵が続く。19世紀初めには17番蔵まで存在したらしい。
 蔵の中はそれぞれ蒔絵の調度品など発掘物の展示品が並べられたり砂糖袋を積み上げた当時の倉庫の中を再現してある。
 一番蔵の向かいはヘトル部屋といって、オランダ商館の商館長次席(ヘトル)の住んでいた場所だったが、その建物はミュージアムショップになっている。
 またヘトル部屋の裏には料理部屋、すなわち当時のキッチンが再現されている。


鳥かごのある部屋は一番船の船長部屋。


発掘された陶器など


和洋中華のみならず東南アジア由来のものも


地球儀


螺鈿の装飾がなされた漆塗りの箱


料理部屋。なかなか面白い。


出島の敷地から見た路面電車



2-12長崎さるくガイドのおじさんへ続く


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