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1.朝風呂と朝食



二日目 2006年3月31日(金)



 目覚ましを掛けた6時45分より早く、パパとカナは目を覚まし、テレビをつけた。
 こちらも目は覚めているものの、布団から出る気にはなれない。
 布団はぬくぬくだったが、部屋の気温は相当下がっていた。

 外は雪だ。
 昨日の昼から夜に掛けて低気圧が二つ通過することになっていた。
 運が良ければ今日は雪が止んでいるかもしれないと思っていたが、残念ながら今日も新潟及び長野の北部は雪空のようだ。
 天気予報は関東平野部は晴れていると告げていた。

 パパは朝風呂に行って至福の表情で戻ってきた。
 「体が冷えているから、お風呂に入ると気持ちいいよ。朝風呂行ってきたら?」
 もちろん。

 脱衣所も浴室も誰もいない。
 朝の風呂場は湯気が籠もっていた。
 ざぶざぶとお湯の流れる音だけが響いている。
 硫黄の臭い。
 掛け湯して入ると、昨日よりずっと多い湯の花がいっせいに舞い上がった。
 中心が少し黒っぽくて周りの白い羽毛みたいな湯花だ。大きいものは大人の指ぐらいある。
 のぼせると、湯船の縁に腰掛けてお湯をすくってはかけた。
 本当にここのお風呂はあったまる。
 今年の冬は電子レンジで温める湯たんぽが手放せなかった私だが、昨夜も寝る前にゆっくり温泉に入ったせいで、朝まで足が冷たくなることはなかった。
 一泊だと朝風呂の後は朝食でチェックアウトと忙しないが、二泊できるとのんびりできる。


雪の朝 一晩で車の屋根に積もった雪の量を見て


 いや、のんびりしすぎたらしい。
 部屋に戻ると、パパが「もう朝食の準備ができたって」と待っていた。

 朝食は食堂で。
 玄関近くの、昨日、若者たちがたむろしていた部屋だ。
 寒いかなと思ってドアを開けたら、食堂内は十分暖められていた。
 子供も同じメニュー。
 夕食同様豪華さは無いが、品数も量も十分。
 パパがご飯を三杯食べたら、カナもご飯を三杯食べた。

 さて、今日こそは子供たちをスキースクールに入れたいのだが、何しろ外は激しい雪だ。
 予報を信じるならば、午後になれば今よりはマシになり、明日には完全に回復するはず。
 パパの立てた予定は、午前中、道の駅新井の日本海鮮魚センターに行き、午後からスキースクールの半日コースをお願いするというもの。
 どうかそれまでに今よりはマシな空模様になってほしい。
 「お出かけするよ」
 「えー、ここで待ってるよ」
 最近の子供たちはこれだ。
 面白く無さそうだと思うと、待っていると言い出す。
 まあこの部屋で待っているのも安全だとは思うが
 「まあそう言わず一緒に行こうよ」
 しぶしぶついてくることになった。


和泉屋旅館の朝食は食堂で メニューは大人も子供もほぼ同じだった




2-2.道の駅新井へへ続く


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