子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 赤倉温泉子連れスキー > 1-10和泉屋旅館のお風呂

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10.和泉屋旅館のお風呂



 落ち着いたら早速いつものようにお風呂場の探索に行く。
 部屋は二階だったがお風呂場はちょうどその真下。
 廊下の途中に「三味線の音色を聞きたい方 声を掛けて下さい。練習させて頂きます」の張り紙有り。
 脱衣所は何故か形がまちまちの籐の脱衣籠がいくつかあり、後は棚だけ。
 スリッパをどこでぬいだものか迷って、結局脱衣所の中に置いた。
 浴槽は小さく、3、4人が入ったらいっぱいだろう。女湯はひょうたん型、男湯は楕円形だ。けれど浴室自体は広々として、特に窓が大きいので圧迫感はない。
 窓といっても外が見えるわけではない。磨りガラスになっていて、後で開けてみたら直接外とは繋がっておらず、空いたスペースになっていた。
 何かほんのりと温泉らしい臭いが漂っている。
 このお風呂に入るのは楽しみだ。


和泉屋旅館の浴室入り口。右が男湯の暖簾、左が女湯の暖簾 夕食後、館内のどこからか三味線の音色が聞こえてきた。宿の主が練習していたのかな。
女湯の脱衣所。何故か籠の形やサイズがまちまち 男湯は楕円形の浴槽


 「どこか共同浴場に行って来たら?」と、既に宿のお風呂に入ってきたパパが言う。
 うーん・・・。
 「いつもだったら、すぐに出かけてくるのに。ちょうど雪も今はあまり降ってないようだよ」
 なんとなく気乗りがしない。何でだろう。
 「確か地図に赤倉温泉の共同浴場載ってたじゃないか。先日の六日町の共同浴場よりよほど近いと思うけど」
 そうなのだ。手持ちのライトマップルの赤倉温泉街の地図には確かに先ほど入った酒屋の近くに共同浴場の文字があった。
 ただ、赤倉温泉の共同浴場は事前にネットで調べても何も情報が引っかかってこなかったこともあり、外来は入れないんじゃないかという気もしていた。
 それでもいつもなら出かけていたと思う。
 十分歩いて行かれる距離だし、時間も早い。
 でもやっぱり気乗りがしなかったのだ。
 「・・・ここのお風呂に入ってくるわ」



1-11.和泉屋旅館の湯へ続く


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