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本栖湖キャンプ便り・水着で過ごす湖畔の休日

2.本栖レークサイドキャンプ場と浩庵キャンプ場



 4月から小学生になったカナは、自分で目覚ましを掛けて、自分で起きる。着替えを夜のうちにベッドの横に置いておくと、朝、ちゃんと着替えを済ませて階下へ降りてくる。
 レナは同じ時間に起きないとやはり幼稚園に間に合わないのだが、こちらは目覚ましの音も耳に入らず起こされるまで寝ている。寝間着のまま二段ベッドの上の段で後ろ向きになって、ママに抱き下ろされるのを待っている。
 二歳しか違わないが、幼稚園生と小学生はこんなにも違うものか。カナだって去年まではレナと似たり寄ったりだったのだ。

 だから旅行の朝もカナは目覚ましを掛けると言う。
 別に朝早いときはそのまま寝ていて良いんだよと言っても、ちゃんと起きて着替えるから、親たちの起きる時間を教えてと言う。
 5時半。
 親は起きて荷物を車に積む。
 6時。
 カナも起きて服を着替える。
 昨日は疲れて夕方から夕食も取らずそのまま寝てしまったレナも眠い目をこすりつつ、つられて起きた。


カナ小学一年生 レナ幼稚園年中


 6時半。
 朝食はどこかで適当に取ることにして出発。
 パパが中央道は混むからとにかく早く出たいと言っていたけど、もう渋滞は始まってるみたい。

 大月JCから富士五湖方面へ。河口湖ICで降りて富士パノラマラインを行くうちに樹海の向こうにうっすらと蜃気楼のように富士山のシルエット。
 何度も通った見覚えのある道。
 やっとやっと戻ってくることが出来たんだ。

 本栖湖畔の道に出て、先に見えてくるのは本栖レークサイドキャンプ場。
 ここもなかなかいいオートキャンプ場なのだが、浩庵と比べると景観が少し劣る。実は両方使い比べたことがある。
 レークサイドは湖岸のサイトスペースの端まで来てようやく富士山が見える。浩庵は湖岸のどこからでも真っ正面に富士山がそびえている。
 パパが「レークサイドでキャンプしたときだよね、裂石温泉に泊まったのは」と言った。
 そうだっけ。じゃあ十谷温泉に立ち寄ったのもそのときだったっけ。
 「そうだよ、確かレークサイドの公衆電話から裂石温泉に電話をしたんだ、今夜空いてますか?って」
 夫婦二人だったときはそんな気まぐれな旅が許されていた。
 今だったら子供たちを連れて宿無し状態になるわけに行かないから、出発前に泊まるところだけは全部押さえておくけれど。

 本栖湖は富士五湖の中でも最も水深が深く、冬でも凍らない。
 この本栖湖が最も美しく見えるスポットは、五千円札の富士山として知られていて、ちょうどそこが浩庵の入り口だ。
 キャンプの受付を済ませて、テントサイトを決めようと車を入れれば、土曜日の朝にしては空いていて、湖岸の両端にそれぞれ釣り目的の車が停まっているだけだ。


五千円札の富士山スポット 浩庵キャンプ場の受付




1-3.水着に着替えて湖ぎわへへ続く


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