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◇◆がんばれ新潟◆◇
四万温泉と雪国古民家の旅

14.湯たんぽを探せ











 こたつの部屋の奥にシーツやタオルを入れた衣装ケースの置かれた小部屋がある。まずここを見たが無かった。
 2階のふすまもチェックする。ここにも無かった。
 2階には開けるなと書かれた戸もあったが、やはりここも物置で湯たんぽは無かった。風呂場の横に土間のような物置があるが、ここも掃除用具ぐらい。
 吹き抜けの部屋の隣にも部屋はあるがここにも何も無い。
 無い無い無い。湯たんぽが無い。
 寒がりの私と違い、寒さに強く熱がりのパパすら、みらいでは湯たんぽが無いと寝られないとのたまう。
 しょうがない。申し訳ないけどもう一度若井さんに電話してみよう。

 最初の電話では場所は判らず、若井さんは知っているはずの若い人に聞いてみるのでもうちょっと待ってほしいと言ってきた。
 その後の折り返しの電話では、こたつ部屋の奥の部屋に湯たんぽはあると教えてくれた。
 しかし
 「無いですよ~」携帯片手に探し回る私。
 「入ってすぐの右側の戸だけど」
 「何故か帽子は入ってます。湯たんぽは見つかりません~」
 みらいの湯たんぽは死活問題なので私は半泣きだ。
 「・・・判りました。あとで持っていきます」
 すいません。すいません。でも湯たんぽは必要なんで。よろしく。


夜の2号館


つまみの一品



 夕食の準備をしている頃、若井さんはわざわざ湯たんぽを届けにもう一度来てくれた。
 ありがたーい。
 さらに年賀状も一通。
 「今年も5号館に泊まっているたっつんさんからよしかさんへ」
 うわー、ありがとうございます。
 みらいを通して広がる輪。

 子どもたちは辺りが暗くなってもスキーウェアに着替えて雪遊びを続けていた。
 雪の壁に棚を作り、キャンドル台まで作っていた。
 「パパー、明日はかまくら作ってね」
 あーあ、がんばってね。腰に来ない程度に。

 という感じで、長い長い二日目もようやく終わろうとしていた。






3-1窓の外は真っ白へ続く


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