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◇◆がんばれ新潟◆◇
四万温泉と雪国古民家の旅

5.いぶきの湯じゃなくていぶき会館






 しかし話はそう簡単にはいかなかった。
 嫌な予感はしたのだが・・・道に迷ったのだ。
 国道やら県道やらから離れた所にある入り組んだ道の先の温泉は迷いやすい。
 でも今回は簡単だと思ったんだ。だって手持ちの地図では新田の一つ前の判形という名前の信号を左折し、直進すればすぐたどりつけそうに見えたんだもの。





 判形という地名の表示板が見えた。そろそろだ。
 信号機を見つけて、そこを曲がるようナビした。
 しかし民家の間を進む道はだんだん狭くなり、いくらなんでも行きすぎだろうというところまで走っても何も無かった。
 「どうするの?」パパは既に不機嫌だ。
 どうったって・・・あると思った場所にない場合、どうすればいいの?
 「ゴルフ場に行く道の途中っぽいんだけど・・・」
 「ゴルフ場なんてないけど?」
 つ、冷たい・・。
 「もしかしたら手前に曲がる道があったじゃない。あっちの方かも」
 自信は無いが、何か手を打たないと、もう温泉には行かれなくなってしまう。

 手前の道を曲がるとそこは公民館のような建物だった。
 高山村保健福祉センターと書かれていて、隣に高山村いぶき会館という建物も建っている。
 いぶき会館!?
 いかにもいぶきの湯と関係がありそうだ。
 もしかしてこの公共福祉施設の中にいぶきの湯があるのか?
 しかし村営施設のここは、正月二日にはまだ開けないようだった。どこもかしこも無人で鍵がかかっている。これまでかと思われた。


公民館らしいその建物はどこもかしこも施錠されていた



 完全に諦めて元の国道に戻ると・・・なんともう一つ先の信号に「判形」と名前がつけられていた。
 「もしかしてここを曲がるのかも!」
 「・・・」パパはムッとしている。
 「今度こそここだよ!」
 とりあえず曲がってみると、今度こそ確かに「いぶきの湯」と書かれた小さな看板を見つけた。

 なんのことはない、曲がり角をひとつ間違えたのだ。
 だって地図には手前の信号機が記載されていなかったんだもん。
 といってもしょうがないが、とにかくようやく私はいぶきの湯にたどり着いた。


ようやく見つけた「いぶきの湯」の看板




2-6いぶきの湯へ続く


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