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◇◆がんばれ新潟◆◇
四万温泉と雪国古民家の旅

18.四万たむらの森のこだまで








四万たむらから新湯川を見下ろして



 徒歩で四万温泉歩き回ったことは全然苦にならなかったが、一番苦しかったのは四万たむらの前の最後の坂だった。
 河原の湯で最後の体力も使っちゃったからなぁ。
 息を切らせながら上って、たむら本館の隣に立つ花涌館へ。
 花涌館はたむら本館と比較すると大変にリーズナブルだが、入口はさほど老朽化していないように見える。
 その代り、廊下などはさすがに痛んでいる。
 特に以前は本館と花涌館を地下でつなぐ連絡通路がかなり古びていて、ここを通るだけでがっくりしちゃう人が多いと聞いた。この通路は去年壁だけ塗りなおしたようで、今はずいぶん雰囲気が変わっている。

 パパと子供たちはとっくに部屋でくつろいでいて、私もようやく一息つけるかと思いきや、パパが「お風呂に行くぞ」と言う。
 確かにせっかく四万たむらに泊まっているんだもんね。
 日の落ちる前に露天風呂に行かなくちゃ。
 というわけで家族そろって森のこだまへ。


四万たむら前の坂が一番きつかった


花涌館の部屋ではもう子供たちが荷物を広げていた


四万たむらのロビー


ラウンジの横を通って森のこだまへ



 森のこだまは四万たむらで一番眺めの良いお風呂だ。
 露天風呂は他に甌穴の湯だとか、幻の湯竜宮だとか、四万グランドホテルの室生の湯だとかもあるし、展望風呂はやはりグランドホテルのメルヘンの湯などもあるが、私はこの森のこだまが一番好きだ。
 屋根の付いた半露天風呂だが、新湯川に張り出し、四季折々の景観が楽しめる。
 今の時期なら雪見風呂も。

 たむら本館のロビー通り抜け、こてまりというラウンジの横を通り、地階が「川」と名付けられたエスカレーターで一番下まで降りると、そこには大浴場の甍の湯がある。
 甍の湯に行かずに表示に従って外に出る。
 外気にさらされ冷える通路を通り階段を上ると森のこだまがある。
 脱衣所も広々として、すっかり石油ストーブで温められているのが嬉しい。

 森のこだまは雪見風呂と言うにはまだ少し寂しい景観だった。
 雪はわずかで、木々はもう丸坊主。北風が枝を揺らしている。

 なぜか掛け湯槽が空に近かったので、湯船のお湯を掬って掛けた。
 お湯はすっきりと透明で、昆布出汁の臭いがわずかにするのみ。
 引っかかるようなきしつく肌ざわりと、つっぱるような感覚。
 とにかくこの景色は一見の価値あり。
 同じように思う人が多いのか、森のこだまは混んでいた。
 誰か上がると誰か入ってくる。
 常に何人かか湯船から川を見下ろしていた。


露天風呂森のこだまの画像は明日の分まで待ってね。あるいは以前紅葉の季節に入った時のこちらを参考に→四万温泉四万たむら




1-19混浴露天風呂 幻の湯竜宮へ続く


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