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◇◆がんばれ新潟◆◇
四万温泉と雪国古民家の旅

3.二十四時間営業 高崎天神の湯











 やってて良かった24時間温泉・・・。
 お正月らしく、入口には角松。
 ちょっと日帰り温泉らしからぬ三角屋根の入り口から入ると、そこは暖房のよく利いた居心地の良い空間だった。

 受付で入浴料を支払い、えーと・・・子どもたちは・・・
 「入らないからね」
 そう、赤ちゃんのころから温泉に連れまわしすぎたからか、すっかりうちの娘たちは温泉のありがたみを感じなくなってしまった(これはこれで大問題だ)。
 入りたくないときは入りたくないとはっきり言う。
 特に今は早朝から叩き起こされて寒い中、車に乗り、そこでうとうとしてまたもや起こされたばかりの最悪の状態。
 入りたくないと言うのも無理ないかもだ。
 といっても車の中に残しておいては寒いに決まっている。
 温泉に入らないまでも温かい部屋で待っていてもらおうと、とりあえず料金だけは払った。あとは自由にしてくれ。

 高崎天神の湯の休憩室は、食事処も兼ねた畳の部屋のほか、仮眠室がどこかにあるはずだった。
 流石に泊まったことはないので仮眠室がどんな風かは知らない。
 とりあえず入口入って正面の畳の部屋で子供たちはに待っていてもらうことにした。
 「寝ていていいからね」
 大広間というには少々手狭な畳の部屋には、他にも横になっている人もいた。
 「寝ないから」
 姉妹でDSをしたりマンガを読んで待っているつもりらしい。
 どうせなら寝れば後も楽なのになと思う私。
 まあそう上手くはいかないか。

暇つぶしができるよう、休憩室には雑誌や漫画なども置いてあった



 高崎天神の湯と言えば露天風呂の源泉浴槽。
 ここがオープンした当初は、いわゆるセンター系と呼ばれる町中にあってある程度設備の整った日帰り温泉に、循環も加水もしない源泉浴槽を設けるのは画期的だった。
 ただし、もともと高温の源泉をそのまま入れているのだから、熱いことこの上なし。
 外気温その他の要因で、入れる温度の場合もあるし、かなり頑張ってもとても入れない日もあるようだ。
 これが目当てで内風呂はさっと入っただけ、まっすぐ私は露天風呂を目指した。

 外は寒かった。
 真冬の早朝だもんね。寒いに決まってる。
 内湯から繋がっているドアを開けると、ドアが二重になっていて外側のドアの左前方にその源泉浴槽はある。熱いとの注意書き付きだ。
 後方に大きな岩風呂。
 こちらは三段になっていて、ちょうど浴槽を移るごとに温度が下がるようになっている。普通の人が入るのは一番下段の広い浴槽だ。

 源泉浴槽に入ろうと息巻いて出てきた私だが、やはりその激熱浴槽に誰も入っていないのを見ると気おくれがし、まずは広い岩風呂の方で体を慣らすことにした。



1-4天神の湯の露天風呂へ続く


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