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◇◆がんばれ新潟◆◇
雪国のお正月2007

12.空腹に耐えかねて










 車に戻るとナビを見て考えているようだ。
 現在地からして、夕食の候補はたぶん・・・。
 「こめ太郎行く?」
 「うん、あるいは魚野の里か」
 そして自分はどっちでもいいから私に選んでと言う。
 「こめ太郎がいいな」
 魚野の里のコシヒカリはちょっと柔らかすぎたな。こめ太郎のお焦げの方が今の気分だ。
 魚野の里は今回も行きに寄っていった鮮魚センターだが、併設して食事処がある。
 こめ太郎というのは正式には釜炊きめし屋こめ太郎と言って、小洒落た釜飯屋だ。
 両方とも塩沢石打IC至近のちょっとご飯の美味しい食事処だ。
 特にこめ太郎は最近いつも、貸民家みらいの帰りに寄っている気がする。

 こめ太郎の駐車場はいつになく混んでいた。
 停まっている車は例外なくスキーやスノボの板を積んでいるようだ。
 店内も混んでいてほとんど満席に近かった。
 そのせいか注文してもなかなか出来上がらない。
 益々お腹は空いてきて、もうあと5分も待てないというところまで来ていた。
 「すっごくお腹空いてるでしょ?」と私。
 「・・・」
 「さっきから無口だもん」
 「そんなことない」
 「そうかなぁ」
 「スキーを終えたときは、とにかくあったかいお風呂に入ることばかり考えていて、お風呂に入ったら今度は」
 「猛烈にお腹が空いている自分に気づいた」
 「そう」
 お互い様。
 お昼も豚まんだけで軽かったしね。
 おかげでさんざん待たされた料理が運ばれてきたときは、写真を撮るのも忘れてかき込んでしまった。
 1/3ほど食べてしまった後で、
 「写真は?」
 「げっ、撮るの忘れた・・・だってお腹空いていたんだもーん」
 今回頼んだのは鶏釜飯と牡蠣釜飯(味噌味)。セットで手打ちうどんと茶碗蒸し、それにパパは掻き揚げ、私はじゃこサラダを付けてもらった。
 この店の掻き揚げはカレー塩で食べるし、サラダには特製ふきのとうドレッシング。ちょっと変わった風味。
 今回は鰍の唐揚げも頼んでみた。
 でもこれは子どもたちには不評だった。

新潟からの帰りの定番 釜炊きめしや こめ太郎


しまった、空腹に耐えかねて撮る前に食べてしまった


鰍の唐揚げ








 帰路の関越道は渋滞も無くするすると流れている。
 トンネルを抜けて群馬に入れば夜空は晴れて月が眩しい。
 渋川伊香保ICの手前はこぼれるような市街地の灯り。
 これで今回の旅もおしまい。


 残ったのは思い出と、そして来年の約束だけ。



おしまい



もし宜しかったら、この旅行で一緒に過ごした、yuko_nekoさんの書いた旅行記(リンク切れ(T_T))を併せてお読み下さい。
違う視点で書かれていてとっても面白いです(特に美味しいもののことが詳しい!)。


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