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がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

2.松之山温泉の入浴剤



 じょうもんの湯や翠の湯の看板のある松之山の中心地を抜けて、昨日行ったナステビュウ湯の山の横を過ぎると、やがて道が二股に分かれた。
 直進すれば去年の冬に訪れた木造の宿 凌雲閣、右手へ進めばどん詰まりの松之山温泉街中心地だ。
 共同浴場鷹の湯は、温泉街のほぼ中央に位置し、いつだったか松之山で昼食を取った食事処寿々木の二軒隣だ。

 こぢんまりとした温泉街は狭い通りの両側に雪を被った旅館が並んでいる。
 鷹の湯の場所はすぐに判ったが、心配していたとおり数台しか停まれないような駐車場は満杯だった。
 仕方なく、温泉街の入り口にある駐車場に車を停めて、後は歩くことにした。
 空からは冷たい雨が降ってくる。
 傘もないので子供たちにコートのフードを被せたが、邪魔なのかすぐに払われてしまった。
 足下はぬかるんでいる。積もった雪の上に雨が降っているからだ。
 早足で歩いて、鷹の湯の入り口に駆け込んだ。
 温泉街を歩いているときに既に松之山らしい油臭が辺りに漂っていた。


雨でずいぶんと溶けた雪道 松之山温泉街


 道から少し入ったところに二階建ての建物が建っている。松之山温泉センター鷹の湯の看板とお正月飾り。入り口もちらほらとお客さんがいる。
 入るとすぐ左手が受け付け。正面に待ち合わせに使える程度の小さな休憩室。そして受付の奥が浴室になっていた。

 受付で入浴剤を売っていた。
 松之山の湯の花?
 何でも草津の湯の花などと違って、温泉から採取するのではなく、温泉の成分を研究して同じものを混ぜたと言う。作っているのは松之山温泉の業者のようだ。
 でもそれって、単なる入浴剤なんじゃなかろうか。
 パパが「これはいいですよ」と勧めてきた受付の人に「松之山温泉と同じ臭いがするの?」と聞いたら、ちょっと困った顔をされて、帰ってきた返事は「私は使ったことがないんですよ」だった。
 じゃ、何がいいんだか。
 「家に風呂がないので使えないんです」
 えっ?
 「仕事が終わったらここのお風呂に入って帰るので」
 ・・・そ、それは羨ましいかも。

 予想していたが、中は結構混んでいた。
 脱衣所のロッカーは元々コイン式だったところ、コインを入れる口をテープで塞いで無料で使えるようにしてあった。
 長椅子などはいくつか置いてあるがベビーベッドなどは無い。
 ドアを押して開けると、浴室は湯気でもうもうだった。
 カナとレナは先に入って、シャワーで体を洗っている。
 yuko_nekoさんとちび姫ちゃんは既にお風呂の中にいた。


鷹の湯、外観 入り口にはお正月飾りが




4-3.鷹の湯へ続く


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